シーア派・スンニ派の解説

※この記事は、「Terminal by Initial Members Club」から転用されています。

 

よく、ニュースなどで、
「シーア派」「スンニ派」という、言葉を見る機会があると思います。

今回はその2つについて、詳しく見ていきましょう。

 

イスラム教の後継者の違い

イスラム教は、610年にムハンマドによって始められました。
しかし、ムハンマドは、「自分の後継者を明確に決めずに」なくなってしまいました。

「シーア派」「スンニ派」ともに、同じ「イスラム教」ですが、
「イスラム教の後継者は誰なのか」に関して対立し、分裂してしましました。

 

シーア派

シーア派は、イスラム教の指導者は、
ムハンマドの子孫であるべきだと主張しています。

全イスラム教徒(ムスリム)とのうち、10%以上と推測されており、シーア派が中心となっている国として、イラン、イラク、レバノがあげられます。

しかし、とっくの昔に、ムハンマドの子孫は途絶えてしまっています。
これは、シーア派の人々にとっては、「悪の状態である」と考えられています。
ちなみに、終末の直前には、救世主が降臨して、この世の悪から救済されると考えられています。

イラン革命などのイメージから、過激派というイメージがつく場合がありますが、様々な分派があるため、単にシーア派=過激派というわけではありません。

スンニ派

スンニ派は、イスラム今日の指導者は、
話し合いによって選ばれた人間がやるべきと主張しています。
全イスラム教徒のうち、約90%がこのスンニ派と言われています。スンニ派が中心となる国として、サウジアラビアがあげられます。

 

 

事実上は経済面での対立

巡礼、礼拝などの作法は、
シーア派、スンニ派ともに大きくは変わりません。
※明確には、お祈りの回数、偶像崇拝に関するとらえ方などは異なります。

たいていの場合、表面上は宗派の争いでも、
実際は利権といった「経済面での対立」であることがほとんどといわれています。

たとえば、産油国のサウジアラビア(スンニ派)とイラン(シーア派)や、
シリア内戦など、宗派の対立は名目であることが多いです。