現物株を売買する場合でも、先物取引をする場合でも、「機関投資家」の売買にはアンテナを張ることで、トレードの質を上げることができます。ここでは、機関投資家の定義や代表的な売買まで、わかりやすく解説致します。

 

 

機関投資家とは?

機関投資家

機関投資家

機関投資家とは、顧客から預かった大量の資金を、株式や債券で運用を行う大口法人投資家の総称ことです。

具体的には、生命保険会社、損害保険会社、普通銀行、信用金庫、年金基金、共済組合、農協、政府系金融機関、などがあります。(※ここにヘッジファンドを含める場合もありますが、ここでは含まない場合として説明します。)例えば、生命保険会社であれば加入者の保険料を、投資信託会社であれば投信を購入した人たちの資金を元手として、運用を行います。

機関投資家は大量の資金をまとめて運用するため、市場にも大きな影響を与えます。

 

 

機関投資家の運用手法を解説!

機関投資家は、基本的に短期売買を行わず、中長期的な運用を行っています。そのため、短期売買というよりも、優良な銘柄をじっくり選択したうえで投資し、トレンドがでると大量に買い足すようなスタイルが多いといわれています。
ただし、相場に急激な変動があった場合や、その機関投資家の資産配分に変更があった場合などに、大きな資産が動くことになります。つまり出来高がかなり積み重なったタイミングなどは、機関投資家の大口の注文が入った可能性があります。

 

 

☝国内機関投資家の日経225先物売買の一例

日経225先物の買いと売りの図解

日経225先物の買いと売り

国内の機関投資家も、日経平均先物を売買していますが、たいていの場合、現物の損失に備えたヘッジを目的とした売買がほとんどといわれています。

さらに、直近の値動きには反応しづらく、長い目線での売買ばかりと考えていいでしょう。さらに、ベンチマークがTOPIXとなっていることが多いため、日経平均先物を売買する必要はそこまでないとも考えられます。もちろん利益をとるような売買を行うこともありますが、機関投資家がリスクをかけて、高い機動力を持って売買を積極的にしてくるようなことは少ないといわれることが多いです。

 

  • 誰が売買を行っているのか
  • その売買は続くのか、これで終わるのか
  • その目的はなんなのか

などは、真実は絶対にわかりません。
そのような中で、それぞれの市場参加者の特徴を知り、売買の真意を見抜いていくことが、「相場観」の向上につながり、結果的に資産を積み上げていくことが可能になります。