「時間論がいまいちわからない」という方はいらっしゃいませんか?

一目均衡表の特徴として、「時間を非常に重視している」という特徴があります。時間論を理解することで、より一目均衡表を使いこなすことができます。

ここでは、一目均衡表の三大理論の1つである「時間論」について、わかりやすく解説していきます。

 

時間論とは?

時間論とは、相場のトレンドや高値から次の高値までの期間、相場の転換まで期間といった、「相場の変化」は、ある程度の数値組み合わせのサイクルによって形成されているという、一目均衡表の考え方です。

 

相場の上昇から下落や、天井から次の天井まで期間、底から次の底、節目から節目などの価格変動は、以下で説明する「基本数値」などの期間のサイクルの中で推移することが多いというのが、時間論の基本的な考え方になります。また、高値や安値を付けた後に、トレンドが変わる日のことを「変化日」といいます。

 

相場の動きを時間軸(横軸)で分析する、「日柄分析」の1つとも考えることができます。

 

☝一目均衡表の考案者は、相場において「時間」を非常に重視した

一目均衡表の考案者である一目山人は、「相場の主体は時間にあり、価格は結果としてついてくるもの」と考えました。
そして研究を重ねた結果、相場が変化しやすい時間を発見したと言われています。

 

 

 

 

時間論の基本数値

時間論では、特にこの「基本数値」の中で、相場の上下のサイクルが発生しやすいと考えます。
基本数値には、その中でも特に重要な「単純基本数値」と、単純基本数値を組み合わせた「複合基本数値」があります。

上記で説明した、「変化日」のサイクルが、この基本数値になりやすいと考えます。

 

☝単純基本数値:9・17・26

基本数値一覧

基本数値一覧

本数値の中で、特に重要な数値は、「9」・「17」・「26」の3つで、これらを「単純基本数値」といいます。この3つをそれぞれ「一節」・「二節」・「三節」といいます。なお、三節で「一期」といいます。

「17」は「9×2-1」、「26」は「9×3-1」で算出されます。なぜ、それぞれ「9」を2倍、または3倍にして1を引くとかというと、例えば9日間株価が上昇し、9日間株価が下落した場合、高値となっている部分を重複して数えているためです。

これらの基本数値は、以下のようにも言われます。

  • 9 :一節
  • 16:二節
  • 26:一期(三節)

 

ここでお気づきになった人も多いと思いますが、「転換線」「基準線」でも使われる数値となっています。一目均衡表を作成した一目山人が、この9・17・26という数値を、数学、哲学、自然科学とありとあらゆる学問の研究の結果、導き出したと言われています。

 

 

 

☝複合基本数値:26・33・42・65・76・129・172…

複合基本数値

複合基本数値

複合基本数値とは、9,17、26という単純基本数値を組み合わせてできる数値のことです。単純基本数値と同じく、相場はこの複合基本数値のサイクルでも変化するといわれています。

 

☝代表的な複合基本数値

複合基本数値の中で、代表的なものは以下の通りです。

  • 33:一期一節
  • 42:一期二節
  • 51
  • 65
  • 76:一巡(三期)
  • 83
  • 97
  • 101
  • 226:一環(三巡)
  • 676:一巡環(三環)

 

 

 

 

対等数値とは

対等数値

対等数値

時間論では、基本数値に加え「対等数値」という考えも大事になります。

対等数値とは、過去の相場が変化した日と、その変化するのにかかった時間が、次の変化日の目安になるという考え方です。言い換えると、「ある時間の高値や安値を付けた時点から、左右対称の動きをする」と考えます。

底から天井までの時間や、底から次の底までにかかる期間が、繰り返し出てくるとしています。対等数値に関しては、基本数値のように決まった数値があるわけではなく、変化した日からその時間を考慮し割り出しますが、この対等数値が結果的に基本数値となる場合もよくあります。

また、基本数値のサイクルの中に、不規則なサイクルが入ることを、「隔擬」といいます。

 

 

 

 

☝時間論の使い方について

時間論は、上記で説明した基本数値を中心に「現在がどのような状態なので、どの期間で変化が起こる可能性があるのか」を考え、相場を分析します。

 

☝トレンド転換の「頃合い」を推測することができる

時間論の例

時間論の例

時間論の基本数値を把握しておくことにより、「トレンドの転換」などのタイミングを推測することができます。例えば、上昇が16日間続いたときに、次の日は単純基本数値の17にあたるため、「そろそろこの上昇が止まる可能性がある」と推測することができます。

また、基本数値付近で変化すると考えるのではなく「どのように反応するか」のほうが重要です。基本数値のタイミングなどで変化しない場合、現在発生しているトレンドが強いと考えることができます。

 

例えば、分析したサイクルの「25日目」だとします。このとき次の日の「26日」に考えられる選択は、以下のようなものになります。

  1. 26日でトレンドが転換する
  2. トレンドが継続し、33日(一期一節)、42日(一期二節)と、トレンドが継続する
  3. 実は現在は26日のサイクルではなく、その前から始まる大きなサイクルである
  4. 基本数値以外の、対等数値の状態である。

さらに、その「重要な時間の際に、重要な価格をつけているのかどうか」も重要な材料になります。

 

 

 

 

将来の価格帯が推測できる

時間論は、「価格の変動する時間を推測する」という特徴があります。
つまり、一目均衡表の「波動論」「値幅観測論」と合わせ、『縦軸と横軸から、どのくらいの時間に、どのような価格になるのか』というシナリオを推測することができるのです。

  • 時間論:トレンドが転換するタイミングを推測する
  • 波動論:チャートの形を見て、そのあとの動きを推測する
  • 値幅観測論:上値と下値の目標値を推測できる

 

これらの三大理論を総合的に判断するようにしましょう。