アメリカの利上げを
完璧に理解しよう

よく、ニュースなので、
「米国利上げ」という言葉を
よく目にすることが多いと思います。

しかし、様々なところで、
「金利」という言葉は出てくるので、
しっかりとそれぞれを理解しないと、
ぐちゃぐちゃになりかねません。

そして、利上げをすると、
その後の株価がどうなるのかというものは、

状況によって変わってきます。

 

言い返ると、
動向と株価の動きに対応するには、

利上げの内容や原理をしっかりと理解する
必要があるのです。

 

今回は、
アメリカの「利上げ」とは、
どういうものなのか、

しっかりと理解するようにしましょう(^^)

 

 

 


「利上げ」とは
米国の政策金利を上げること

政策金利の効果

政策金利の効果

アメリカの利上げとは、
アメリカの「政策金利」を上げること
指しています。


政策金利とは、

各国の中央銀行(アメリカではFRB)が、
景気(お金の流れ)を調整するために、
上下させる短期金利のことを言います。


つまり、政策金利を上下させることで、

景気を調整しようとするのです。


景気が悪いときには、

「利下げ」を行うことで、
お金を消費や投資に回りやすくします。

 


景気がいい時には、

「利上げ」を行うことで、
景気の行き過ぎや、
インフレを抑制しようとします

 

利上げのように、
インフレを抑制する
金融政策を、
金融引き締めといいます。

 

つまり、
利上げを行うということは、
「経済がこのままでは
よくなりすぎて過熱してしまうので、

利上げによって行き過ぎを抑えようとする」
のです。

 

政策金利が、
景気の調整のために
操作されるということは、

その中央銀行が、該当地域の経済状態を、
どのように捉えているのかを
知ることができる

ということも意味するため、
非常に市場に注目されます。

 

 


アメリカ政策金利=FFレート

FFレートとは

FFレートとは

アメリカの政策金利のことを、
FF(フェデラル・ファンド)レート
といいます。


アメリカの民間銀行は、

持っている資産のうちの一定の割合を、
FF(フェデラル・ファンド)
預けなければなりません。

 

そこで、
「預けなければいけない額」よりも、

多く預けている部分を、
他の民間銀行に貸し付けることができます。

 

そして、
フェデラルファンドから
お金を借りた民間銀行は、
借りたお金を返すときに、
「利息」を払わなければなりません。

 

いわば、「レンタル料」のようなものを
支払うことになります。

 


そのレンタル料がいくらになるのかは、
借りた額にその時の金利をかけて計算され、

計算するのに使用するのが、
このFFレートです。

 

ちなみに、日本の政策金利を、
無担保コール翌日物といい、
よくでてくる「マイナス金利」とは
指すものとは違いますので、

勘違いに注意しましょう。

 

 

 


利上げをすると
どう景気に影響するのか

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本来、銀行の1つの大きな仕事の一つが、
「返済ができると考えられる、
お金が必要な場所にお金を貸し、
利息をつけて貸した額よりも
多くの金額を返してもらう」

ということにあります。

 

言い返ると銀行は、
「お金が必要だが、
手元にないところにお金を貸す」
というサービスを提供し、

「利息というレンタル料をもらっている」
ということになります。

利上げの市場金利への影響

利上げの市場金利への影響


この流れを、大まかに順序立てていくと、

➀民間銀行がフェデラルファンドからお金を調達する
②民間銀行が、お金を必要なところに貸し付ける
③貸した金額に対して、利息をつけて返してもらう
④フェデラルファンドに、FFレート分の利息をつけて返す
という流れになります。

 


つまり、

FFレートが上がると、
民間銀行がフェデラルファンドに
返す金額の負担が大きくなる
ということです。

 

一般企業に例えると、
商品の仕入れ価格が上昇したようなものです。

 

もし返さなければならない金額が
増加したにも関わらず、

返してもらう額が変わらなければ、
民間銀行は、
利益が減ってしまうことになります。


なので、FFレートが上昇した場合、
民間銀行が市場に貸し出す、
お金に対する利息も上昇します。


民間銀行が貸す金利が上がれば、

お金が必要なところは借りにくくなり、
消費や投資活動が控えられてしまい、
景気の過熱や
インフレを抑えることができるのです。

 

 


利上げの動向と
市場の動向を見極めること

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最初に説明したように、
アメリカの利上げは、
FRBが、アメリカの景気の行き過ぎを
抑えるために行います。

しかし、
「利上げをするから株価がこうなる」
というものはありません。


FRBがリーマンショック以降、
初めて利上げの実施を発表した、
2015年12月以降でも、

「さらに利上げを行う」という
情報が出てくるたびに、

市場の反応が状況によって異なっています。

 

事前に決めつけるのではなく、
「しっかりと市場の反応を見極める」
必要があります(^^)

幅広い知識をもって、
市場を分析していきましょう!