個人投資家が投資において利益を得るためには、「テクニカル分析」が必要になります。

『個人投資家が永遠に付き合う、ファンダメンタル分析の4つの欠点』にもあるように、圧倒的な情報格差がある個人投資家が、投資で利益を上げていくには、「世界共通・平等」ともいえる、テクニカル分析が必須となるのです。

今回は、「テクニカル分析をするうえで、おさえておくべきこと」をわかりやすく解説していきます。

 

 

テクニカル分析とは?

 

テクニカル分析

テクニカル分析

テクニカル分析とは、株価などの変動の推移を、図式化したものを用いて、株価の動きを分析すること」のことです。多くの人が「投資」といえば、上記の画像のような「チャート(図表・グラフ)」をイメージするかと思います。代表的なテクニカル分析でもある、「ローソク足」や「移動平均線」などのほか、世界中に様々なテクニカル分析が生み出されてきました。ひらたくいえば、「今までの株価をグラフにしたものを使って、現在の株価や将来の株価の動きを推測する」株価の分析方法が、テクニカル分析です。

 

☝それぞれのテクニカル分析に「一般的な買いサイン・売りサイン」がある

グランビル買➀

グランビル買➀

それぞれのテクニカル分析には「このようになったら買いサイン」「このようになったら売りサイン」というような、「売買シグナル」が存在します。しかし、全員がその通りにやって簡単に利益を上げることができるのであれば、だれでも億万長者です。

テクニカル分析において売買サインが出たものの、そのサインとは全く逆方向に動いていくことを「ダマシ」といい、相場と関わる限り、永遠に付き合うことになります。
しかし、テクニカル分析の「シグナル」が出るのが早いものであればあればあるほど、「ダマシ」となることは多いです。逆に「ダマシ」となる可能性をひくくすればするほど、「シグナル」が出るのが遅いです。

「シグナルの出るスピードと、ダマシとなる可能性は相反する」ということは、ここでは把握しておきましょう。

 

 

 

 

テクニカル分析によって「世界中の出来事」を知ることができる

世界とチャート

テクニカル分析を使いこなすことで、自分が普段で生活しているだけでは気づくことができない、世界中の出来事を把握することができます。

例えば、「今この瞬間にアメリカにおいて戦争にも発展しかねない大きなテロ事件が発生してしまった」としましょう。
そのようなことが発生すれば、世界経済は政治的・軍事的・社会的に緊張感が高まると考えられます。このようなリスクを「地政学リスク」といい、この地政学リスクが急激に高まれば、金融市場は今後の見通しが不安艇になるため、株価が大きく下落することにが多いです。
株価や相場が動く「本質的な1つの理由」をわかりやすく解説

もしその理由によって、株価が急激に下落してしまえば、以下の画像ように株価が変動します。

相場の急落の図解

相場の急落の図解

アメリカの突発的なテロのニュースを、ニュースをみることができる状態になければ、そのことを知ることができません。しかし、上記のような急落のチャートを見れば、「市場が想定していなかった、新しい悪材料が出てきた」とことだけはわかります。

様々な株価は、世界中の人や機械などが売買して、価格を形成しています。
その株価の動きをもとに作られているテクニカル分析は、世界中の起きている出来事を、察知させてくれるのです。

社会人になり、仕事をしながら1つ1つの情報を随時追って分析を繰り返すのはほぼ不可能です。
大きな株価の動きを見たら「市場に何かが起こった可能性がある」と、考えることができるようになるだけでいいのです。

 

 


テクニカル分析は「自分の予想が間違っていたこと」を教えてくれる

予想と結果の違い

予想と結果の違い

テクニカル分析は「自分の予想が間違っていたことを教えてくれるもの」でもあります。

上の例では、テロの発生を、株価の下落要因と考えましたが、テロが起きれば必ず株価が下落するとは限りません。
今までも「2001年多発テロ」の時は世界中で株価が大きく下落しましたが、「ISIS」関連のテロ事件では、そこまでの大きな下落はしませんでした。

「このニュースは上昇要因だろう」というような、個人の予想や、市場予想と、実際の株価の動きが違うことはよくあります。

最近でも、「日銀がマイナス金利導入」を決定したときには、本来は金融緩和であるにも関わらず、日経平均株価は下落することとなりました。
「トランプ大統領」が選挙で勝利した時も、それまで「トランプ氏が大統領に就任すれば、金融市場が大混乱する」と言われていましたが、結果的に勝利後1か月、世界中は株高となりました。

これから相場に触れる方や、まだ経験が浅い方は、ピンと来ない方もいるかもしれませんしかし、株価とは、こういった予想外の動きをする生き物です。必ず、自分の予想や、市場予想、一般的な常識などが、通用しない場面が出てきます。

テクニカル分析を使用していると「もし自分の予想があっていれば、ここは超えるはずがない・この形にはなるはずがない」というような、「基準」がいくつか存在します。

「このようになったら、自分の予想は間違っているよというヒント」を与えてくれるのです。

 

 

 

テクニカル分析は「トレンド系」と「オシレーター系」がある

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テクニカル分析には、たくさんの種類があり、それぞれ多くの特徴を持っています。大きく分けて「トレンド系」と「オシレータ系」に分類できます。

「トレンド系」は、移動平均線に代表されるよう、株価の方向性をつかむことに特化しています。
「トレンド系指標とは?知っておくべき基礎知識」

「オシレーター系」は、上がり過ぎ・下がり過ぎといった、相場の過熱感見るために使用されます。
「オシレ―タ系指標とは?知っておくべき基礎知識」

他にも、「カギ足」などの時間という概念を排除した「非時系列チャート」や、取引量から計算する分析方もあります。

「自分が使用しているテクニカルチャートは、どのように計算されていて、どのような特徴があるのか」は把握するようにしましょう。


 

 

テクニカル分析を「組み合わせる」

 

テクニカル分析の分析法には、それぞれメリット、デメリットが存在します。これに対しての対策として、テクニカル指標を組み合わせることが有効な手段となります。

組み合わせパターンは、かなりの種類が考えられますが、しっかりとそれぞれの特徴を理解し、「弱点を補完し合うような組み合わせ」が基本と言われており、「トレンド系×オシレータ系」での組み合わせがセオリーです。そのため、様々な証券会社の取引ツールでも、メインチャートにトレンド系、サブチャートにオシレータ系となっていることが多いです。

 

☝都合のいい情報だけ見ないようにする

テクニカル分析を組み合わせていると、1つの分析では買いサイン、他の分析法では、売りサインというような、それぞれの分析法によって、相場の予想が逆になる状態があります。

そうなったときに人間は、自分にとって、都合のいい情報だけを受け入れてしまうという特性があるため、多くのものを見ていると、自分に取って都合のいいものだけを受け入れてしまい、思わぬ大きな損失を出してしまう可能性があります。

そのため、「しっかりと目的に合ったものを選択する」ことが必要です。当サイトでは、各テクニカル指標の特徴や原理、一般的な売買サインまで、詳しく解説しますので、しっかりと理解したうえで、実際にシュミレーションをしてみてください(^^)

そして、その中で、「自分が好きなテクニカル分析」を見つけることが、長期的な利益への近道です。誰にでも、向き不向きがあり、好き嫌いもあるものです。
それぞれのテクニカル指標の特徴や原理を理解したうえで、試行錯誤を繰り返し、「お気に入りの指標」を見つけるようにしましょう。

 

 


まとめ

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テクニカル指標は、「株価の動きを図式化したもの」であり、

  • 世界中の出来事を表している
  • 「サインの速さ」と「だましの少なさ」はそう反する
  • 自分の予想の間違いを教えてくれる
  • トレンド系・オシレータ系がある
  • 「お気に入り」を見つける
  • 「組み合わせ」を意識する

ということを抑えておきましょう!

 

これらを意識したうえで、テクニカル分析を学び、実践をしていくうえで、これらを意識しているのか、していないのかでは、理解のスピードも、利益が出始める時期も大幅に異なります倍ブル!」では、それぞれの指標の特徴や、具体的な使用法も、細かく1つ1つ解説していきます。

 

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