過去の「7年」の
金融波乱まとめ

相場の予想の中で、
「2017年は株価が下落する」という
話を聞くことがあります。

 

その中の根拠の1つとして、
「1の位が『7』の年には、
相場が荒れている」という、
アノマリーが意識されている場合があります。

 

これを、
「アンラッキーセブンの法則」とも言い、
確かに過去を見ていっても、
1の位が7の年には、
歴史に残るような
金融危機が発生しています。

 

 

ここでは、
今までの「アンラッキーセブン」である
「1の位が7」であった年に、

どういった出来事が起きたのかを
見ていきましょう(^^)

 


1987年
「ブラックマンデー」

1987年10月19日に、
「ブラックマンデー」という
アメリカにおいて、

史上最大規模の株価の大暴落
発生しました。

 

この急落は、
NYダウが1日で約22%下落という、
1929年の世界恐慌時を上回る、
史上最大の下落率を記録しました。

 

日本への影響も大きく、
ブラックマンデー後の10月20日には、
東証1部銘柄の約半分がストップ安に陥り、
日経平均株価はー3836.48円(約14%)と、
1日の最大の下落幅、下落率を記録しました。

 

さらに、このブラックマンデーは、
正確な原因がわかっておらず、
いくつもの負の連鎖が起きたと
言われています。

 

なお、ブラックマンデーがきっかけとなり、
サーキットブレーカー』制度が
導入されることとなりました。

 

 

 


1997年
「アジア通貨危機」

1997年の7月には、
「アジア通貨危機」という
アジア各国の通貨が
連鎖的に暴落した
経済危機が発生しました。

 

当時のアジアの各国は、
自国で使われている通貨の為替レートを、
「ドル」と同じレートとする、
「ドルペッグ制」を導入していました。

つまり、ドル高になれば、
その国の通貨も上昇することになります。

このとき、
世界的な好景気となっていたこともあり、

ドルと同様に、
これらの通貨も同じく上昇していました。

 

しかし、そのアジア通貨の「上昇」が、
「実際にそこまでの価値はない」と
判断した
ヘッジファンドなどが、
一斉にタイバーツに対して、

空売りを仕掛けました。

 

結果的に、
タイはその空売りに対して、

ドルとの連動を維持することができず、
バーツが歴史的な暴落を記録します。
これがきっかけとなり、
インドネシア、韓国と、

アジアの通貨全体が暴落に波及しました。

 

 


2007年
「サブプライム・ショック」

 

2007年には、
「サブプライム・ショック」という

アメリカの住宅バブル崩壊による、
世界的な金融危機が発生しています。

 

サブプライム・ローンとは、
本来その借入額に対して、
返済できる能力がない人に対し、
購入する住宅そのものを担保として、
組む住宅ローンです。

 

彼らが返済が難しくなったとしても、
担保の住宅の価格が上昇しているので、
それを売却すれば、
返済が可能になる理論のもと
成り立っていました。

 

つまりこれは、
「不動産価格が、
永遠に上昇し続けなければ成り立たない」

ものでした。

 

もちろんそのようなはずはなく、
不動産価格の上昇が止まると、
支払いが不可能になってしまいます。

 

さらに、
このローンが複雑に証券化され、
世界中に出回ってしまっていたため、
アメリカだけでなく、
世界を巻き込む経済危機へと発展しました。

 

 

 


2017年には
どう対応すべきなのか

『7年』の年に発生した
それぞれの出来事を見てみると、

ブラックマンデーは「株式」、
アジア通貨危機は「通貨」、
サブプライムローンは「不動産」と、
きっかけとなった資産は異なります。

 

しかし、
それぞれの金融危機において、
その発生する瞬間を予想していた人は
ほとんどいない、
テールリスク」だったことでしょう。

 

このような予想外の
ブラックスワン」は常に相場に潜んでいます。

 

「それは起こらないだろう」
「まだ発生する時期ではないだろう」が、
実際に起こってしまうのが相場なのです。

 

さらに、2017年は、相場格言である、
申酉騒ぐ(さるとりさわぐ)」も
揃っています。

 

「アンラッキーセブンの法則」を考慮し、
常にリスクを適切に管理して、
資産形成を行っていきましょう。