値嵩株(ねがさかぶ)とは?日本の代表企業までわかりやすく解説!
「値嵩(がさ)株」という言葉を、よく市場ニュースなどで見かけるかと思います。
この値嵩株という言葉の意味や代表的な企業を押さえておくことで、さまざまな指数や市場を分析するのに非常に効果的です。
ここでは、この値がさ株について、学生にもわかりやすく解説します。
値嵩株(ねがさかぶ)とは?

株式
値嵩株とは、株価が高い銘柄のことで、1株当たりの株価が高かったり、最低売買単位で大きな金額が必要と企業のことを意味しています。また「○○円以上が値がさ株」というような具体的な金額の定義はありません。そのときどきの相場状況によって、この値嵩株がどれくらいの株価なのかといった水準は変化します。また、大きく株価が変動する銘柄も多く、個人投資家に人気も高いため、短期間での売買を繰り返す場合にも適切と言えますが、大きな金額が必要になります。
☝値嵩株の由来
値嵩株の「嵩」は、「かさが大きくなる」からきており、「株価がかさむ」という言葉から、「値がさ株」という表現ができたと言われています。
☝代表的な値嵩株

国際優良銘柄
値嵩株は、ソニーや京セラ、キャノンといった国際優良株や、NTT、KDDI、ヤフー、オラクルといったハイテク株、通信系銘柄が多くあります。ほかにも、新規上場となる企業が値嵩株となる場合もあります。
☝値嵩株の類語
値嵩株が、株価の水準が高い銘柄を指すのに対し、水準が中程度の銘柄を「中位株」、低い銘柄を「低位株」といいます。
日経平均株価は値がさ株の影響を受けやすい
また、日経平均株価は、算出方法から「値嵩株の影響を受けやすい」という特徴を持っています。代表的な日経平均構成銘柄の値嵩株とされている、ファーストリテイリング、ファナックなどの個別企業の変動で、株価指数を変動させることもあります。なお、同様に日本の株価指数である、TOPIXは、時価総額が大きい企業に大きな影響を受けます。
☝日経平均株価構成銘柄の代表的な値嵩株
- ファーストリテイリング
- ファナック
- 東海旅客鉄道
- 東京エレクトロン
- ダイキン工業