景気や経済の先行きを予想できる、「先行指標」についてわかりやすく解説していきます。

先行指標とは?

指標

先行指標とは、景気の動きに先立って動く傾向のある指標のことを言います。(⇔遅行指数)そのため、先の景気がどのようになるのかを予測する材料として活用されています。先行指標は、景気の転換時に先立って変動するため、天井が意識される時には停滞が、底が意識されるときには回復を示唆することになり、注目を集めることが多いです。

日本の先行指標

政府

日本では代表的な景気指標30系列から景気動向指数を発表していますが、以下が先行指標として挙げられます。

  • 東証株価指数(TOPIX)
  • 新規求人数:労働環境の先行きを示す
  • 実質機械受注
  • 新設住宅着工床面積
  • 消費者態度指数:個人消費の先行きを示す
  • 日経商品指数(42種)
  • 長短金利差
  • 中小企業業況判断来季見通し(全産業)
  • 最終需要在庫率指数(逆サイクル)
  • 鉱工業生産財在庫率指数(逆サイクル)

☝企業業績の先行指標

決算

決算

また、企業の今後の業績の先行指標として、以下のようなものがあげられます。

  • 顧客満足度
  • ブランド認知率
  • LTV(顧客生涯価値)

アメリカの景気先行指数

アメリカ

なおアメリカでは先行指数は、景気先行指標ともいわれ、景気の山に対して平均9か月、谷に対して平均4か月程度の先行性があるといわれますが、その的中率は必ずしも高くありません。

なお、こういった景気総合指数は、すでに発表されている各種経済指標の合成であるため、比較的市場予想と結果がずれる可能性は低いため、大きく変動させることが多くはないといえます。さらに、FRBの政策決定に重要な影響を及ぼすものが少ないため、比較的注目を集めにくいのです。

  • S%P500種株価指数
  • 実質マネーサプライ
  • 新規住宅着工件数
  • 消費者期待度指数
  • 原材料価格
  • 週平均失業保険申請件数
  • 製造業の週平均労働時間
  • 消費財新規受注
  • 入荷遅延比率
  • 設備遅延受注
  • 製造業受注高

☝株価の先行指標は微妙か

以前は日経平均株価TOPIXといった株価指数も選考指標といわてれていましたが、日本ではバブル期を境に連動性が失われたとされています。