決算シーズンなどで投資家に意識されやすい、「ガイダンスリスク」についてわかりやすく解説します。

 

「ガイダンスリスク」とは?

ガイダンスリスクとは、「企業が投資家に向けて四半期や、次の年の業績の見通しを発表する際のリスクのこと」です。主に決算発表のシーズンに意識されることが多いリスクであり、企業が減益予想をしたり、市場予想を下回る見通しを示すことなどにより、株価が崩れることを言います。

 

 

日本企業は主に保守的な予想が多い

一般に日本企業は、成長企業のベンチャー企業を除き、業績や想定為替レートなどにおいて、保守的な予想をすることが多いです。そのため、実際に市場予想を下回るガイダンスが発表された際に、「想像以上に状況が悪いかもしれない」と投資家を不安にさせ売り注文が殺到し、株価が大きく下落することがあります。

 

 

☝「ソニーショック」

暴落の図解

ガイダンスリスクの代表例として、2004年4月の通称「ソニーショック」があげられます。ソニーが2004年4月24日の取引時間終了後の決算発表において、大幅な赤字と、次の年に大幅に減益となる見通しを発表したことで、多くの投資家が期待を裏切られ、次の日25日に売り注文が殺到しました。
ソニーはストップ安の水準まで下落するだけでなく値がつかなかったほか、ハイテク株までつられて売られ、日経平均株価はバブル後の最安値となる7699.50円まで下落することとなりました。