非農業部門雇用者数とは?

指標

非農業部門雇用者数とは、毎月第1金曜日に発表するアメリカの雇用統計のひとつで、農業部門を除いた産業で働く雇用者数のことです。失業率と並んでアメリカの雇用情勢を表す代表的な経済指標であり、FRB(連邦準備制度理事会)も金融政策の判断材料として重要視していることもあるため、毎回大きな注目を集めています。

非農業部門雇用者数は、BLS(米労働省労働統計局)が発表しており、農業を除く民間企業や政府機関などの給与支払い帳簿をもとに集計されています。そのため、家計サンプル調査ベースの失業率に比べて、前月の雇用の動きをいち早く反映するとされています。

☝なぜ非農業部門雇用者数が注目を集めるのか

アメリカでは日本に比べて雇用が流動的なため、景気の動きがいち早く雇用に反映されます。

アメリカの企業は、景気がいいと判断すればすぐに雇用を増やし、景気が悪くなると予想されると真っ先に従業員を減らします。日本のように、採用枠を増減させたり、解雇をするといった雇用による調整をなるべく防ごうとする風潮はあまりありません。

つまり、この非農業部門雇用者数の増減が、企業が景気の先行きをどう捉えているかを反映している、「アメリカの先行指標」と考えられているのです。