口先介入とは?

読み方:くちさきかいにゅう
=Verbal Intervention

口先介入とは、
中央銀行関係者などの金融関係者や、
首相や財務大臣などの政府関係者が、
何かしらの発言によって、
為替相場などに
影響を与えようとすること
です。

 

口先介入の言葉のとおり、
実際に市場に資金を
投じるわけではありません。


しかし、
実際に資金を投じて介入をすることは、

相場に大きな影響を与えるだけでなく
他国との関係など、
様々なリスクや影響を
考慮しなければなりません。

 

その点において、
口先介入は実際に資金を投じるよりも、
比較的リスクを抑えることができるため、

よく行われます。

 

 


口先介入の効果

口先介入という言葉の意味通り、
実際に市場に資金を
投じるわけではないため、
直接的な効果はありません。

しかし、
「今の相場は適切でない」
「為替介入する準備がある」
という発言があるだけで、

市場参加者は、政府や
中央銀行関係者の発言は無視できないため、

相場を誘導する効果があります。

 

言い返れば、
「市場参加者の心理を変化させる手法」に
過ぎないため、
何度も行われた場合などには、
「結局口だけだろう」と、
影響がされにくくなり、
逆効果となってしまう場面すらあります。

 

 


具体的な口先介入の例

「複数の国の重要人物が同じ内容を発言」

金融危機に陥りそうな相場などで、
多くの国の重要人物が協力して、
表明を出すことがあります。
こういったことはあまり行われないため、
市場を抑制する効果があります。

 

 

「為替介入の準備がある」

現在の市場を異常と捉えており、
「いつでも為替介入できるぞ」と、
市場に伝える意味が含まれており、
一方方向に動いている相場に対し、
落ち着かせる効果があります。
為替相場は、「双方の国が同じ方向を望む」という
場面でないときに実際に介入をした場合、
各国の関係性に悪影響を与える可能性が高いです。
これであれば、実際に介入しているわけではないため、
最近の日本でよく行われる傾向があります。

 

 

「急速に○○が
進んでいる(いない)」

現在の相場に関して、
「異常と考えているよ」と、
市場参加者に伝える効果があります。
逆に、急激に片方の方向に進んでいる相場に、
「現在は適切」と捉えさせる場面も存在します。

 

「具体的な価格や水準を名言」

市場に対し、為替相場や株価において、
具体的な価格などが発言されることは、
その価格が市場参加者に理解され、
大きな節目として、注目されることになります。