NASDAQ(ナスダック)指数とは?わかりやすく解説
市場の分析において、「NASDAQ」という指数を多く目にすることがあると思います。NASDAQ指数は、ハイテク株やインターネット業界の動向を見る上で非常に重要な指数であり、理解しておくことで大きく市場の分析を深めることができます。今回はNASDAQ総合指数について解説していきます。
NASDAQ(ナスダック)指数とは?
NASDAQ(ナスダック)指数とは、1971年に米国で開設された新興企業向けの株式市場「NASDAQ(ナスダック)」に上場しているすべての銘柄を、時価総額加重平均で産出した指数のことです。「ダウ平均株価」、「S&P500」と合わせ、主要3指標の1つです。
NASDAQ(ナスダック)指数の算出を開始した1971年2月5日の終値を「100」とし、現在地を算出しています。
なお、NASDAQとは、National Association of Securities Dealers Automated Quotationsの頭文字をとったものとなります。
NASDAQ(NASDAQ)はハイテク株の影響を受けやすい
NASDAQ(ナスダック)市場には、シリコンバレー発のインターネット関連銘柄や、ハイテク株が多く上場しています。インテルやヤフー、マイクロソフトのほか、アルファベット(Googleの親会社)やアマゾン、アップル、フェイスブック、ネットフリックスと行ったFANG銘柄といった米国株を牽引するような銘柄も数多く上場しており、NASDAQ(ナスダック)総合指数はハイテク株の影響を受けやすいという特徴があります。
NASDAQ(ナスダック)には日本企業も上場している
ナスダック指数には、米国内外3000以上の銘柄が上場しており、三井物産や任天堂、日産自動車キューピーと行った日本企業も上場しています。なお、最も多く上場しているのはアメリカ企業ですが、ついでイスラエルの企業が上場しており、中国企業も多く上場しています。