投資用語解説
「リセッション」とは?【投資用語解説】
リセッションとは?
リセッションとは、景気後退のことで、景気循環の局面の中で、景気が下降している状態のことを言います。
なお、「どうなればリセッションになるのか」という定義に関しては、各国で違いがあり、欧米ではGDP(国内総生産)が2四半期連続でマイナス成長となった場合をリセッションとみなします。
日本の場合、リセッションの定義は存在しませんが、景気動向指数のDI(ディフュージョンインデックス:内閣府が毎月公表している)の値が、リセッション時には50%を下回る傾向があるとされます。
☝景気循環
景気循環は、

リセッション
- 景気拡張期
- 景気後退期
という2つの局面を1つの循環とする場合と、
- 好況
- 不況
- 回復
- 後退
という4つの局面を1つの循環とする場合があります。
このなかで、
- 景気後退期
- 不況
- 後退
の3つがリセッションに該当します。
☝リセッションの関連用語
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マイルド・リセッション
マイルドリセッションとは、ゆるやかに景気が後退することです。
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インベントリー・リセッション
インベントリー・リセッションとは、在庫の調整によって発生する有効需要の減少を原因とする景気後退のこと。です