投資用語解説
仕立株とは?わかりやすく解説!【投資用語解説】
仕立株とは?
仕立株とは、特定の投資家が投機などのために、まとまった売買を行うことで、株価のつり上げやつりさげが行われた銘柄、またはその傾向が強い銘柄のことをいいます。仕立株は、値動きを起こすことを目的として売買をされているため、決算といった業績による裏付けや、具体的な材料が当たらないなか急変動をします。1日に10%も変動することが珍しくなく、株価が激しく乱高下することになります。
なお、急変動が起きた銘柄が、仕立株なのか、材料株(何かの材料をきっかけに売買が集中している銘柄)なのかを明確に区別することは難しいです。
☝仕立株となりやすい銘柄
以下のような銘柄が、条件の銘柄が、仕立株の対象になりやすいといわれています。
- ボロ株・低位株
- 発行済株式の枚数が少ない銘柄
- 通常から出来高が少ない銘柄
- 浮動株比率が低い銘柄
- 企業そのものの価値を図ることが難しい銘柄(優良銘柄)
- 売買回転率が高い銘柄
☝仕立筋
なお、こういった仕立売買を行う人のことを、「仕立筋」といいます。