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【比較】「くりっく株365」と「日経225先物mini」の比較!

小額から日経平均株価を取引できる金融商品として、「日経225先物mini」と「くりっく株365」が挙げられます。この2つの違いについてわかりやすく解説していきます。

 

日経225miniとくりっく株365の共通点

くりっく株365の日経225証拠金取引も、日経225先物ミニも、「取引単位は同じ」100倍になります。双方ともにレバレッジをかけているため、しっかりとしたリスクコントロールが必要です。そのほかにも、売りから入ることができ、片方を取引したことがあれば、仕組みの理解は簡単にできるはずです。

くりっく株365と日経225miniの違い

ここからは「くりっく株365」と「日経225先物mini」の違いついて解説していきます。

取引時間

日経先物は「日中」と「ナイトセッション」で取引時間が分かれています。
それに対しくりっく株365はほぼ24時間取引が可能です。

日経225mini 日経225証拠金取引(くりっく株365)
8:45~15:15
16:30~翌日5:30
8:30~翌日6:00
(サマータイムの場合翌日5:00まで)

休場日

日経先物は「土日」のほか「祝祭日(祝日)」が休業なのに対し、くりっく株365の休業日は原則「土日のみ」であり、日本の祝日にも取引することができます。そのため、くりっく株365は、日本の祝日に海外の市場で大きな動きがでた時に、タイムリーに取引することができます。

日経225mini くりっく株365
土日・祝日 土日のみ(元旦も休業)
祝日は取引可能

呼び値単位

日経225先物miniの呼び値は5円単位なのに対し、くりっく株365は1円単位での取引が可能です。

日経225mini くりっく株365
5円単位 1円単位

オーバーナイト金利

日経225先物には金利や配当はありませんが、くりっく株365にはオーバーナイト金利が存在し、ポジションによっては金利の支払い、配当の受け取りが存在します。そのため、買いポジジョンを保有していれば配当を受け取ることができます。逆に売りポジションの場合、原則支払いが必要です。

日経225mini くりっく株365
なし 金利の受け取り・支払い有

 

ロスカットルール・値洗い

先物はロスカットルールは原則ありませんが、くりっく株365には取扱会社ごとにロスカットルールが整備されています。

なお、先物取引には設定されている「値洗い(保有するポートフォリオの資産価値を時価で再評価すること。前日の精算値と当日の清算値の差額から生じる証拠金の過多を証拠金に反映させること)」が存在します。

取引成立方法

日経先物はオークション方式(競走売買によって売買契約が締結する方式)で取引が成立しますが、くりっく株365では完全マーケットメイク方式(証券会社などのマーケットメーカーやディーラーなどが気配値を提示して売買を成立させる方式)で成立します。

日経先物 くりっく株365
オークション方式 完全マーケットメイク方式

取引期限

先物取引には「限月」が存在するため、その期限までに反対決済をする必要があります。これまでは、くりっく株365には取引期限がないため、証拠金さえあれば、ポジションを保有し続けることができました。

しかし、2020年6月現在「取引期限がないくりっく株365」は、2021年3月をめどに上場廃止となる予定です。その代わりに、2020年9月をめどに、「最長1年程度を決済期限とする新しいくりっく株365」が上場します。この2つの金融商品は、取引期限以外に変更点はない予定です。

スプレッド・手数料

日経先物にはスプレッドが存在しませんが、くりっく株365には存在し、数十円単位で買いと売りの差が広がることもあります。また、手数料も日経225ミニとくりっく株365を比較すると、日経225先物ミニの方が安い場合が多いです。

そのため、「スキャルピングやデイトレードには、くりっく株365は不向き」と言えるかもしれません。

 

まとめ

ここまでのように同じ日経平均株価を原資産とする、日経225miniと、くりっく株365には、それぞれ様々な違いがあります。自身の運用手法などから、適切な運用商品を運用するようにしましょう。

 

 

 

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