投資用語解説
FOMCとは?【投資用語解説】
【FOMC】
=Federal Open Market Committee
=連邦公開市場委員会
読み方:えふおーえむしー
FOMCとは、
日本語で連邦公開市場委員会といい、
アメリカの金融政策を決める会合のことです。
主にこの会合によって、
・FFレートの誘導目標
・今後の金融政策の方針
・今後の景気や物価に対するリスクの評価等
が決定されます。
特にFFレート関連は、
「利上げ」「利下げ」などと表現され、
金融市場に非常に大きな影響を与えます。
FOMCは、
7名のFRB理事、
ニューヨーク連銀総裁、
地区連銀銀行総裁4名で
参加者の多数決によって決定されます。
また、こういった内容は、
「ベージュブック」や、
「グリーンブック(経済報告)」などを
ベースに話し合われ、
「物価」と「雇用」という2つの状況を、
特に考慮し判断されます。
通常、年8回の6週間ごとに行われますが、
金融危機が発生した場合など、
状況に応じて、
臨時で開催される場合もあります。
それぞれの会合において、
金融政策の決定内容と、
声明文が発表され、
3月、6月、9月、12月の会合後、
FRBの議長が記者会見を行います。
また、FOMCが行われた3週間後に、
その会合において、
どのようなことが話し合われたかが公表されます。
何か政策に変化が起きたときなどに、
どのような過程でそのようになったかなどか、
非常に注目されます。