金融政策決定会合とは、
日本銀行の金融政策に関することを、
審議、決定する会合のことを言います。
ここでは、
主に以下のことについて話し合われます。
- 金融市場調節方針
- 基準割引率、基準貸付率及び預金準備率
- 金融政策手段
- 経済・金融情勢に関する基本的見解
また、会合の終了と同時に、
その決定された内容がすぐに公開されます。
特に内容に変更がない場合も、
「現状維持」として発表されます。
これは、言い換えれば、
「発表の時間がわからない」ということでもあり、
注目度が高いときにでは、
一般的な経済指標などとは違い、
「相場が急変動したとしても、
すぐにはどんな結果がでたのかが
わからないだけでなく、
そもそも本当に発表されたのかわからない」
状況になっていまいます。
会合は、年に8回行われ、
日銀総裁と2人の副総裁、
6人の審議委員という合計9人において、
1人1票ずつの議決権をもって、
多数決によって決定されます。
なお、ここに財務大臣などの
政府関係者が参加することもありますが、
意見をすることはできるものの、
投票権はもっていません。
ここで話し合われた内容は、
会合の約1週間後に、
「主な意見」として公表されます。
また、
1月、4月、7月、10月の決定会合終了後、
「展望レポート(経済・物価情勢の展望)」
が発表されます。