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3分でわかる森友学園問題

森友学園問題とは

 

ニュースを騒がせている、「森友学園」に関するニュースは、
『大阪府の国有地が、学校法人「森友学園」に、
評価額よりも、非常に低い価格で売却されたとされていること』に関わる問題です。

 

問題が発覚した当初は、
政治関連の問題としてしか注目されていませんでしたが、
株価に影響がある問題としても注目されて始めました。

 

 

問題の経緯

 

上記ように、大阪の国有地が、
本来の評価額よりも、非常に安く森友学園に売却されたと報道されています。

ちなみに、国有地に関して、財務省のHPにて、以下のように説明されています。

「国有財産とは、国の負担において国有となった財産等であり、国有地、庁舎・宿舎、政府保有株式などです。財務省・財務局等は、これら国民共有の貴重な財産について、国有地の売却などを通じ国の財政に貢献するとともに、地域と連携した国有財産の有効活用を通じ、地域・社会へのニーズに対応しています。」

引用:財務省HP 「国有財産(国の保有する財産)」

 

なお、使用していない国有地は、その国有地を保有する地方公共団体等が公的に利用するなどがない場合には、原則として一般競争入札(入札情報を公開して、申し込み者をあつめ、その希望者同士で競争してだれが入札するかを決める方法)を取っているため、
個人や企業でも取得することが可能です。

この森友学園が、正確にいくらで国有地を買い取ったかは、非公開のため、正確にはわかりません。
しかし、評価額9億5600万円を、約1億3400万円で売却されたという説が濃厚とされています。

なお、ここまで安くした理由として、
「土地にあもともとゴミが埋まっており、その撤去費用として、この金額が減額がされた」という説明がされています。

 

 

なぜこんなに騒がれているのか

 

さらにこのニュースに関して、
安倍総理の妻である、昭恵氏が、

  • 過去に森友学園が運営する幼稚園を訪問・及び講演していたこと
  • 一時的に名誉校長に就任する可能性があったこと

などが、このニュースを大きく騒がす(又はメディアが大きく扱う)要因となっていると考えられます。

 

他にも、昭恵氏が名誉会長を務める「鈴蘭会」の教科書を使用していたことなどからも、
「何か金銭を授与していたのでは」という指摘もありますが、正確ではありません。

 

また、安倍総理や昭恵氏は、「森友学園に寄付などは一切していない」としています。(森友学園理事長の籠池氏は、寄付を受けたと主張しています)

他にも、森友学園は、国への補助金申請、関西エアポートへの騒音対策助成金申請、さらに大阪府へに対して、金額が異なる工事請負契約書を提出していたことが明らかになっています。

株式市場のリスク要因となりうる


「アベノミスク」という言葉があるように、
『海外を中心とする投資家に、安倍総理は日本経済の発展に不可欠な人材である』と考えている人がいます。

もし、この問題が大事に陥り、
万が一安倍総理の進退に関わるようなことが起きた場合、
「リスク要因」となり、株式市場に影響を与える可能性も0ではありません。

「そんなこと起こらないだろう」ということが起こるのが、株式市場です。

悪材料の一つとなりうるということは押さえておきましょう。

 

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