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VIX(ボラティリティインデックス)・恐怖指数とは?わかりやすく解説

VIX(ボラティリティインデックス)・恐怖指数とは?

VIX(ボラティリティ・インデックス)とは、シカゴオプション取引所が算出・公表している、S&P500種指数のオプション取引の値動きを基準に算出される指数です。投資家が現在の株式相場に持つ心理状態を表しているといわれており、株価が下落するときに上昇する傾向があることから、恐怖指数ともいわれています

S&P500はアメリカの代表的な大企業500社から算出していることから、VIXはアメリカ国内の株式市場がどのような状況なのかを示しており、株式の値動きが安定しているときはVIXの数値は低く、値動きが不安定なときは数値が大きくなります。通常は10~20程度で推移していることが多いですが、暴落時には30,40以上を超えることもあるほか、過去には80を超えたこともあります。VIXの数値が高くなるほど、投資家が先行きに不安を感じている状況ということができます。

過去のVIXの高値

2000年以降、VIXが上昇したときは、以下の通りです。

2001年9月21日 米国同時多発テロ 49.35
2002年8月5日 エンロン不正会計事件 48.46
2003年3月12日 イラク戦争 34.40
2008年9月18日 リーマンブラザーズ破綻 42.16
2008年10月24日 世界金融危機 89.53
2010年5月21日 PIIGSの国際懸念 48.20
2011年10月4日 ギリシャデフォルト危機 46.88
2015年8月24日 中国経済懸念 53.29
2018年2月6日 VIXショック 50.30
2020年2月28日 新型肺炎による経済失速 49.26
 

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