よく、「海外投資家の買い」「外国人投資家が売り越した」というニュースがでるように、日本市場において投資を行うには、「海外投資家」「外国人投資家」の行動について理解を深めておく必要があります。 ここでは、その「海外投資家」についてわかりやすく解説します。
目次
海外投資家(外国人投資家)とは相場の世界において、「日本の市場に投資をする、海外の投資家」のことを意味しています。 ここでいう「海外の投資家」とは、海外に住んでいる個人投資家だけでなく、海外の運用会社やヘッジファンド、保険会社、投資信託、年金機構などの法人も含まれています。
すなわち、「海外投資家が買い越した」といえば、日本市場に海外からお金が流れてきたことを意味し、「海外投資家が売り越した」といえば、海外投資家が日本から投資している資産を回収したことを意味しています。
日本と外国との間のお金や、モノ・サービスの移動などの取引に適用される法律である、「外為法(外国為替及び外国貿易法)」では、海外投資家を以下のように定義しています。
海外投資家は、日本市場の売買代金の約60%占めるといわれており、日本市場に非常に大きな影響力を持っています。
そのため、ニュースなどでも大きく取り上げることが多いのです。
ひと昔まえでは、海外投資家がアジアに投資する場合、日本市場がアジアに投資する際の中心市場でしたが、近年はアジア各国の発展により、アジアに対する投資において、日本の総体的な割合は下落傾向にあります。
海外投資家の動向は、大きく分けて以下の3つで確認することができます。
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