投資用語解説
ドレッシング買い(=お化粧買い)とは【投資用語解説】
ドレッシング買い
同義語:お化粧買い
味付け買い
ドレッシング買いとは、
ファンドなどが、
運用結果などの評価をよくみせるために、
月末や、決算期末に、
対象となっている銘柄に買い注文を入れることをいいます。
(=お化粧買い)
人の資産を預かり、
運用する「ファンド」は、
月末や決算期末などに、
「どのような運用結果となっているかが評価される」ことが多いです。
そのため、
運用・保有している銘柄などに、
さらに買い注文を入れることで株価を引き上げて、
「成績を少しでもよく見せるようにしようとする」
売買のことを意味していることから、
服を着ること、着付けや身じたく、仕上げという意味をもつ、
「Dressing」という言葉を由来としています。
しかし、
ドレッシング買いが行われたのか、
そもそも本当に行われているのかどうかを
実際に確認する手段はありません。
そのため、
月末時に株価が上昇したときなどに、
その理由の説明として言われることもあります。
また、仮にその上昇が、
ドレッシング買いによるものであった場合、
「その銘柄で利益を取る」というよりも、
「一時的に株価を上昇させる」
ことの方が重要であることになります。
そのため、決算期間が過ぎるとともに、
その上昇がもとの価格に戻ってしまうこともあり、
「どういった要因による上昇なのか」をという、
非常に難しい判断が必要になります。