今週の相場のポイント!
おさえておくべき今週の相場のポイント!3月23日配信分
米国市場
先週NYダウは、3年ぶりに20000ドルを下回るだけでなく、トランプ大統領就任前の2016年12月以来の安値を付けることとなりました。新型コロナウィルスの感染拡大を受け、カルフォルニア州が外出禁止令、ニューヨーク州が全事業所に出勤禁止及び自宅待機を義務づけるなど、感染拡大に歯止めをかける施策が打ち出されるものの、「ヒト・モノ・カネ・サービスの流れ」が停滞してしまう可能性は高いといえます。
米国金融大手ゴールドマン・サックスは、この影響でアメリカの実質GDPが前期比年率換算でマイナス24%に落ち込むとの見方を示しているなど、投資家心理は悪化し続けているといえます。
トランプ米政権は21日に、景気の急減速のショックを和らげるため景気刺激策の規模を最大2兆ドル(約220兆円)に積み増すと表明しており、ペンス副大統領は本日23日の上下両院での採決を目指すとしています。しかし民主党の反対が想定され、法案成立に時間が掛かる可能性があります。
先週FRBは、15日の緊急のFOMC(連邦公開市場委員会)を開催し、利下げを行い実質ゼロ金利政策に踏み切ったほか、コマーシャルペーパー(CP)市場を通じた企業の借入れ支援を決定したものの、市場は景気の先行きに不安を強めており、リスク資産を整理する動きは続いているといえます。
米国重要経済指標
- 24日 23:00 新築住宅販売件数
- 25日 21:30 耐久財受注
- 25日 23:30 週間石油在庫統計
- 26日 21:30 実質GDP
- 26日 21:30 新規失業保険申請件数
- 27日 21:30 PCEデフレーター
- 27日 23:00 ミシガン大学消費者信頼感指数
日本市場
日経平均株価は6週連続安を記録するなど、日本市場は新型ウィルスの影響を大きく受けています。
昨日22日に、アメリカからの入国者に14日間、自宅やホテルなどで待機するよう要請する方針を固めたと伝えられているほか、…
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