相場概況
今週の相場概況!7月17日配信分
相場の分析においては、
「どのような要因でどのように動いていたのか」を振り返り、分析することで、
「この後どのように動くのか」の参考材料にすることができます。
今回は今週の相場概況と、現在重要とされる相場材料をお送りします^^
目次
7月13日(月) 日本市場
NK225 21784.74(+493.93)+2.22%
TOPIX 1573.02(+37.82) +2.46%
- 新型肺炎の治療薬への期待増大
- ソフトバンク、トヨタ、ソニーなどの主力株が総じて買い先行
7月13日(月) NY市場
NYダウ 26085.80(+10.50) +0.04%
ナスダック 10390.84 (+226.60) -2.13%
S&P500 3155.22(-29.82) -0.94%
- 新型肺炎ワクチンが優先承認審査の対象に指定
- カルフォルニアでレストランの屋内営業を再度停止
- 米国6月財政収支が-8640億7400万ドル(約92兆6000億円)と前年同月比の1000倍と単月として過去最大
- サウジアラビアが減産規模を縮小する方向で調整と伝わる
- 新型肺炎の24時間あたりの感染者が過去最大
7月14日(火) 日本市場
NK225 22587.01(-197.73)-0.87%
TOPIX 1565.15(-7.87) -0.50%
- 米国国務長官「中国の南シナ海における海洋権益の主張は完全に違法」
→米中対立激化を警戒 - 中国の6月の貿易統計が輸出・輸入はいずれも6カ月ぶりに前年実績を上回る
→中国経済が着実に回復してきていることを示す
7月14日(火) 米国市場
NYダウ 26642.59(+556.79) +2.13%
ナスダック 10488.58 (+97.74) +0.94%
S&P500 3197.52(+42.30) +1.34%
- FRBブレイナード理事「大規模な資産購入を自足的に活用すべき」
→金融面からの経済支援がしばらくの間続くと期待 - バイオ製薬の新型肺炎ワクチン「今月27日ごろから最終段階の臨床試験を開始」
- フロリダ州では感染者が2日連続減少
- NYダウは6月10日以来1ヶ月ぶりの高値
- 主要産油国の6月の協調減産遵守率は107%
7月15日(水) 日本市場
NK225 22945.50(+358.49)+1.59%
TOPIX 1589.51(+24.36)+1.56%
- 製薬会社モデルナが開発中の新型肺炎ワクチンが「初期の治験で投与した全員に免疫反応が確認」
- 景気敏感株を中心に株価上昇
- 日銀が金融政策を現状維持(8対1の賛成多数)
- 展望レポートでは成長率と物価見通しを下方修正
7月15日(水) NY市場
NYダウ 26870.10(+227.51) +0.85%
ナスダック 10550.49(+61.91) +0.59%
S&P500 3226.56(+29.04) +0.91%
- 英国製薬会社とオックスフォード大学が開発中の新型肺炎ワクチンも臨床試験の好結果が医学誌に掲載と報道
- トランプ政権が7月末で切れる失業給付の増額措置の延長を検討
- 中国外務省が米国のブランスタッド駐中対しを呼び出し、トランプ大統領が香港自治法に署名したことに抗議
- OPECプラスが8月から協調減産の規模を縮小すると発表
7月16日(木) 日本市場
NK225 22770.36(-175.14)-0.76%
TOPIX 1579.06(-10.45) -0.66%
- アメリカ市場でワクチン実用化期待から航空会社が買われる動きがでたことで、ANAや日本航空が上昇
- 中国GDPが二四半期ぶりに上昇
- 東証が発表した投資部門別売買状況では、7月第2週(6日~10日)の海外投資家の日本株投資は5週ぶりに買い越し。現物と先物の合計でも5週ぶりの買い越し。
7月16日(木) NY市場
NYダウ 25734.71(-135.39) -0.50%
ナスダック 10473.83 (-76.66) -0.73%
S&P500 3215.57(-10.99) -0.34%
- 中国小売売上高が市場予想以上に減少
→上海株大幅安 - 新規失業保険申請件数がそこまで減らず、雇用回復ペースの鈍化が懸念
- 米国小売売上高は市場予想を上回る
- 米国司法長官がマイクロソフト、アップル、ディズニーを中国共産党に協力する姿勢が行き過ぎていると名指し
7月17日(金) 日本市場
NK225 22696.42(-73.94)-0.32%
TOPIX 1573.85(-5.21) -0.33%
- 東京で過去最多の新型肺炎感染者数
- 資金需要判断DI(企業向け資金需要が「増加」したとの回答から、「減少」を差し引いて算出)が過去最高を記録
現在の相場材料
- 日本を含む世界各国での経済活動再開後の新型肺炎再拡大懸念
- 新型肺炎のワクチン開発状況
- 日銀のETF買い入れによる株価下支え
- 米中対立構造の激化
- アメリカの失業給付延長期待
- 安倍内閣支持率低下
- 朝鮮半島の地政学リスク
- 世界各国政府の大型財政出動(アメリカでの1兆ドル規模のインフラ支出検討)
- OPECプラスの原油協調減産期待
- EUの欧州委員会が経済対策で90兆円の基金創設案を17日、18日で協議(EU間で規模や配分条件などがまとまる可能性が低い)
- 主要国中央銀行の金融緩和姿勢
- 米国大統領選の関連
- 豪雨被害の拡大
- 主要20か国財務省中央銀行総裁会議
- 日経平均2020年間高値:24115.95(1月17日)
- 日経平均2020年間安値:16358.19(3月19日)
- 7月SQ値:22601.81
投資初心者のための教科書
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