投資用語解説
「対外・対内証券投資」とは?投資部門別売買動向との違いは?わかりやすく解説!
対外・対内証券投資とは?
対外証券投資とは、日本から海外への株式や債券といった有価証券への投資のことです。逆に対内証券投資とは、海外から日本の株式や債券といった有価証券への投資のことです。双方ともに、資産形成目的の投資を示しています。一般に、市場がリスクを取りにくくなった場合、投資家や企業は手控えムードとなり、対外証券投資が少なくなる傾向があります。
対外・対内証券投資は財務省のホームページで確認できる
対外・対内証券投資は、財務省のホームページ内の「対外・対内証券投資の推移」にて公表されています。
対外及び対内証券投資と投資部門別売買動向
投資部門別売買動向の海外投資家の数値と、対外及び対内証券投資には、違いが出ることが多くあります。この2つの数値の違いは、下記の違いから発生しています。
対外及び対内証券投資 | 投資部門別売買動向 | |
報告者 | 財務大臣から指定された指定報告機関 (銀行、金融商品取引業者、保険会社、投資信託委託会社、資産運用会社など) |
資本金30億円以上の取引参加者(証券会社) |
報告範囲 |
・取引所及び取引所外取引(非上場銘柄にかかわる売買含む) ・株式以外にETF、REITも含む |
・取引所取引のみ(取引所外取引は対象外) ・株式、ETF、REITはそれぞれ別に集計 |