CFDとは?取引のメリット・デメリットまでわかりやすく解説!
目次
CFDとは?わかりやすく解説
CFDとは、「Contract For Difference」の略称で、差金決済取引のことです。
証券会社によるものの、各国の株式指数や金などの商品、個別銘柄も売買することが可能です。
レバレッジをかけた証拠金取引であり、FX(外国為替証拠金取引)の取り扱い銘柄を通貨以外にも幅広く広げた金融商品ということができます。
CFDの差金決済取引とは

差金決済取引の図解
差金決済取引とは、売買の際に取引の金額すべてを扱うのではなく、
反対売買の結果に発生した差額のみをやりとりする取引のことです。
実際に株式や原資産の受け渡しをしているわけではなく、最後にその売買における差額のやり取りをします。
ある意味「仮想の取引」ともみえるかもしれませんが、実際に売買をすること以外は、普通の取引と大差はありません。
CFDは証券会社と売買する
CFD取引は、取引を行う投資家と、証券会社が買い手と売り手の関係になります。投資家が何かの銘柄のCFDの買い手となると、証券会社はそのCFDの売り手となります。
このときに証券会社はほかの金融機関に投資家と同じ注文を行います。こうすることで、証券会社はその銘柄が上昇しようと下落しようと、損失をだすことはできません。
その代わりに、投資家のCFDの売買においてスプレッド(価格差:ここでは買いの価格と売りの価格の差)を作り利益を得ています。
CFDのメリット
またCFDを取引するメリットを紹介していきます。
豊富な種類のCFD銘柄を取引することができる
証券会社によって大きくことなりますが、CFDはたくさんの銘柄を売買することができます。
日経平均株価やNYダウ、S&Pやナスダック、英FTSEやドイツDAXなどの各国の株価指数や、各国の個別銘柄も売買することが可能です。
また、国債などの債権や、原油や金などの商品なども可能です。
少ない金額で取引することができる
CFDは、先物取引やFXのような証拠金取引であるため、「売買の結果となる差額のみを決済する」ことになります。
レバレッジをかけることも可能で、その数倍~数十倍で運用することが可能となります。少ない資金で売買することが可能なほか、大きなリターンを得ることも可能となっています。
※当然ながらその分損失も大きくなるためリスクコントロールには注意が必要です
CFDはほぼ24時間取引可能
CFDでは、日経平均株価やNYダウのほか、欧州各国の主要株価指数に投資することが可能なだけでなく、日本の祝日を含めほぼ24時間いつでも取引することが可能です。
仕事のあとや祝日にも取引することができるため、たとえば仕事終わりにNY市場をリアルタイムで売買することが可能です。
さらに、6時間程度しかに証券取引所のクローズ後に決算発表をする銘柄にも売買することが可能で、
「今売買することができたら…」ということが発生しにくいほか、チャンスも多くあります。
上昇でも下落でも利益を狙うことができる

相場の急落
CFDは、先物取引と同様に、買い建玉だけでなく、売り建玉を立てることが可能です。
そのため、その銘柄が上昇でも下落でも、その方向を予測して売買することができれば、どちらに動こうと利益を得ることが可能です。
取引期限がない
CFDには、一部を除きFXと同様に取引期限がありません。そのため、自分がポジションを清算したいタイミングで決済をすることができます。
ヘッジのために利用することが可能
CFD以外の銘柄と、その同じ銘柄、または相関性の高い銘柄のCFD売りポジションを保有することによって、リスクヘッジをすることが可能です。
買いポジションを持っている銘柄において損失が生じた際に、CFDから得る利益によって相殺・軽減をすることが可能となります。
CFD取引開始のおすすめ業者
1位 GMOクリック証券
GMOクリック証券は、GMOグループが運営する証券会社で、証券だけでなく金融業界や通信事業も行っている企業です。取り扱い銘柄もバランスよくラインナップしています。
手数料が無料
CFDが原則無料で利用することができます。
アプリ・取引ツールが充実
24時間取引をすることができるCFDにおいては、いつでも取引することが重要な要素となります。
GMOでは、ブラウザはもちろん、スマートフォン用アプリも充実しています。
2位 DMM
取り扱い銘柄が7種類と少なめなものの、ある意味取引する銘柄が決まっていれば利用しやすいです。
サポート体制も充実しているほか、取引手数料も無料です。