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「日経225先物」「日経CFD」のメリット・デメリットについてわかりやく解説!

「日経平均株価」と取引することができる金融商品として、「先物取引」と「CFD」が代表的なものとしてあげられます。
それぞれはどのようなメリット・デメリットが存在するか、見ていきましょう。

それぞれの取引については、下記ページをご覧ください。

 

CFDにはSQが存在しない

SQの図解

SQの図解

先物取引はSQが存在するため、期日を迎えることで強制的に反対決済が行われます。一方CFDには、決済期限が存在しないため、証拠金の維持が可能なのであれば、持ち続けることが可能です。CFDのほうが「ナンピン買い」などの戦略も行いやすくなるものの、「含み損が広がっていく可能性がある」ため、しっかりと損切りができることが前提となります。

 

取引と始める所費必要資金はCFDのほうが少ない

証拠金の説明の図解

証拠金の説明の図解

CFDは先物に比べて小さな単位で取引することができるため、最初に用意する証拠金が少なく取引することができます。「日経先物ミニの10分の1が日経CFD」と考えておけばいいでしょう。

日経先物 日経先物ミニ 日経CFD
レバレッジ 1000倍 100倍 10倍

 

レバレッジは先物のほうがかけることができる

1枚当たりのポジションを持つのに必要な証拠金はCFDのほうが少ないものの、レバレッジは先物のほうが高く取引することができます。

よりハイリスク・ハイリターンの運用をする場合、先物取引のほうが適しているといえるでしょう。

 

先物は取引所取引・CFDは店頭取引

先物は取引所取引であり、板が用意されており、売りたい人と買いたい人が直接取引を行います。そのため、取引の透明性は高いと考えられます。

一方CFDは、FXなどと同じような「店頭取引」であり板は存在せず、ストップ狩りなどが起こる可能性はゼロではありません。(しかし、国内の業者ではほぼないと考えていいでしょう。)

 

 

呼び値はCFDのほうが小さい

日経225先物のラージとミニの比較

日経225先物のラージとミニの比較

日経先物とCFDの呼び値(何円単位で価格が動くか)は、日経先物ミニが5円単位なのに対し、CFDが1円ごとに値動きします。

日経225先物ラージ 日経225先物ミニ 日経225CFD
呼び値 10円 5円 1円
1枚当たりの値動き 10000円 500円 10円
レバレッジ 1000倍 100倍 10倍

 

 

取引時間はCFDのほうが長い

日経225先物の取引時間

日経225先物の取引時間

先物取引は取引時間に制限がありますが、CFDは祝日を含めてほぼ24時間取引することができます。

  • 先物取引 8:45~15:15、16:30~5:30
  • CFD 8:30~翌7:00(8:30~翌6:00)※祝日も取引可能

 

CFDには配当金がある

日経225先物は、あらかじめ配当金の相当額を織り込んだ価格で値動きしています。一方日経225CFDには配当金が存在します。しかし、オーバーナイト金利を支払う場合もあるため、しっかりと把握しておきましょう。

 

自身にマッチする商品を

日経平均先物と日経CFDにはそれぞれに特徴があり、どちらがすぐれているわけではありません。

ここで紹介したもの以外にも、証券会社によって手数料やスプレッドなどに違いがあります。

しっかりとそれぞれの特徴をつかみ運用をする商品を考えるようにしましょう。

 

 

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