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日銀の買い入れするときの条件・ルール・基準についてわかりやすく解説

日本銀行は金融政策の一貫として、ETFの買い入れを行っています。そしてその買い入れは日本市場にインパクトとなり、インデックスや先物などを大きく変動させることとなります。今回は日本銀行がETFの買い入れに動くタイミングやルールを紹介していきます。

日銀がETFの買い入れを行う条件について

日本銀行のETFの買い入れを実行するかどうかは、TOPIXの前引け時の前日比によって判断することができます。なお、あくまで「今までの日銀の傾向から」の分析であるため、その条件が変更される可能性は大いにあることは常に頭に入れておきましょう。

TOPIXの前引が-0.5%以上下落している場合ほぼ確実に買い入れか

今までのところ、TOPIXの前引が-0.5%より下落している場合、ほぼ確実に日本銀行がETFの買い入れを実行してきています。市場や指数に与えるインパクトは一概に言えないものの、非常に高い確率で買い入れを行います。

なお、2020年6月17日、「前場のTOPIXが全営業日比-0.50%安、小数点第4位以下の四捨五入ではー0.4983%安の際に日本銀行はETFの買い入れを行わなかった」ことから、その時点では買い入れが確実になるのは、-0.5%を確実に上回ってからと言えます。(設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETFは12億買い入れは行いました)

-0.5%とならずとも、前引けがマイナスの場合は、買い入れに動く場合はある

前引けが-0.5%までの下落とならなくても、日本銀行は買い入れに動くことはあります。今までも、-0.35%などでも日本銀行は買い入れにを実行してきています。実際に買い入れを行ったかどうかは、日銀の発表まで正確にはわかりません。

2営業日以上続落し、前場で0.25%を超える下落の際は買い入れか

前引けが−0.5%とまでは行かないまでも、2営業日以上続落した後にTOPIXが0.25%を超える下落する時には、高い確率で日銀がETFの買い入れに動くのではと囁かれています。

 

日銀がETF買い入れに動くタイミングは不明

 

日本銀行がどのタイミングでETFの買い入れを行っているかは判明していません。ただ、今までの傾向から、

  • 前場と後場の間に買い入れを発注
  • 13時30分ごろ

などが買い入れタイミングとしてささやかれています。

買い入れ基準は柔軟に変更される可能性は十分にある

なお、元々日銀の買い入れの基準は、「前日比-0.3」が定説であり、現在はそれよりも引き下げってきています。0.5%という水準こそあるものの、一定の基準があると市場に思い混ませてしまうと、投機的な動きが出てきてしまうため、今後も変更してくる可能性が高いです。

また、新たな日銀買い入れルールの定説のような相場情報を仕入れることで相場分析の手段にもなり、利益の増加、損失の減少にもつながります。

 

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