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ファンダメンタルズ講座

個人投資家が永遠に付き合うファンダメンタル分析の4つの欠点

個人投資家の弱点?

個人投資家が
ファンダメンタル分析を行う場合、
大きく分けて、4つの欠点存在します。

ファンダメンタルズ分析を行う際に、
ここを抑えているかどうかにより

その分析の質、投資判断、
パフォーマンスが
大きく変わってきます。

今回は、
個人投資家が行う
ファンダメンタルズ分析の、

踏まえておくべきこと4つの欠点、
をみていきましょう!!


「自分だけ知っている」
というものはない

驚く女性

個人投資家が、
ファンダメンタル分析を行う場合、
様々な情報を集める必要があります。

 

インターネットを中心としたニュース、
会社四季報、
企業が発表するIR情報など、
様々な、「情報を得る手段」があります。

さらに、株式を保有している企業の
お店に直接出向くというのもありますね。

 

しかし、こういった個人投資家が
見ることができる、これらは全て、
誰でも見ることができるものに
限られています。

 

さらに、同じ個人投資家でも、
それが発表された瞬間に把握しない限り、
「自分自身が最初に知った」
ということはありえません。

 

運用のみで生活している
専属トレーダーならまだしも、

サラリーマン投資家、
学生投資家に、
常にそういった情報を全て仕入れ、
更新し続けるのは、
物理的にも、時間的にも不可能です。

 

言い換えれば、
ファンダメンタル分析において、
自分が分析している判断材料は
既にほかの人は知っている人がいて、
その材料を参考に既に売買を行っている

ということは覚えておきましょう。

 

 


 

プロ投資家に、
情報量で勝つことができない

 

証券取引所

一方、ヘッジファンドや、
証券会社のディーラーといった、
プロの機関投資家のもとには、
そういった投資に必要な情報が
常に集まっています。


さらに、アナリストが、

直接企業や経営者に訪問することもあり、
個人投資家が知りえない
企業の情報も手に入れ、
ファンダメンタルズ分析を行っています。

 

さらに、情報サイトなどから、
先に情報をもらっていることもあり、
そういったプロの投資家は、
彼らにしか手に入らない
情報ルートをもっています。

 

個人投資家の「予想」と、
プロ投資家の予想の間では
「判断材料となる情報量に差がある」
ということは、変えられない事実です。

 


 

機械に
スピードで勝負できない

暗いスマホ

他にも、
経済指標や、企業業績の発表などの
同時に市場に公開されるものに関しても、
「すぐに注文を入れて、有利な状態とし、
よいタイミングで決済する」
ということは、
毎回うまくいくものではありません。

 

HFTなどによって、
人間がその発表を読み解くよりも先に、
コンピューターが瞬時に判断し、
人間がその発表を読むよりも先に、
株価が動きそうな方向に注文を発注します。

 

結果を読み解いて、判断をし、
注文を出すという流れを、

全て人の手で行う個人投資家が、
自動で瞬時に判断し、
実行に移すコンピュータに

スピードで勝つことは不可能です。

 

つまり、
ファンダメンタル分析に関する、
個人投資家と、プロ投資家の間には、

圧倒的な情報量・スピードに格差が存在する
ということは、

抑えておかなければなりません。

 

 


ファンダメンタルの結果と
株価が逆にいくことがある

 

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ファンダメンタル分析を用いて、
運用を行っていると、
『事前の予想やセオリーと、
株価の動きが、
全く逆方向に動くことがあります。』

 

つまり、極端な話をすれば、
どんなに良い材料だと考えていたり、
市場で言われていたとしても、
株価は下落となることが、
普通に起きるのです。

 

例えば、日経平均先物を見た場合、
日銀金融政策決定会合において、
追加の金融緩和を発表』したとしましょう。

 

普通に考えると、
「追加の金融緩和は、
日銀が景気を良くするために実施する」
ものであるため、
日本経済には上昇要因になると、
考えることができます。

予想と結果の違い

予想と結果の違い

 

しかし、金融緩和だとしても、

・日銀の政策はこれが限界点で、もうこれ以上に上昇させられないないだろう

・追加緩和を予想していたが、考えていたよりも内容がよくない

・この緩和内容では、現状の景気回復にはつながらない

など、
様々な日経225が下落すると
予測できる考え方が存在します。

 

同じ情報に対しても、
さまざまな受け取り方があります。

 

「ファンダメンタルでの結果と、
株価の動きのセオリーは、
必ずしも一致しない」と、
把握しておく必要があります。

 

これは、プロの投資家でも、
一生付き合っていくことです。

 

相場格言の
『相場は相場に聞け』というように、

そのときの株価が正解なのです。

 

『自分が間違っていたと認める』ことが
どこでできるかが、
資産を増やしていくうえで、
一つのカギになります。

 

 


 では、どのように
運用を行うべきなのか?

 

覚悟を決める女性

 

個人投資家のファンダメンタル分析には、

  • 自分だけが知っているということはない
  • プロに情報量で勝つことはできない
  • 機械にスピードで勝つことはできない
  • セオリーと真逆に動くことがある

ということを抑えておく必要があります。

 

しかし、
「ファンダメンタル分析は重要」
と考えています。

利益を上げていくには、
相場の予想を立てなければなりませんが、
その予想の「根拠」や「参考材料」、
「シナリオ」の作成に
非常に役立ってくれます。

 

さらに、
ファンダメンタル分析を行うことで、
ビジネス面などの、

自分自身のスキルを高めることできる
ことです。

詳しくは、
「20代がファンダメンタルズ分析を
行うことで享受できるメリット」

ご覧ください。

 

 

つまり、
資産を増やすというだけでなく、
「自分自身のスキルへの投資」と

することができます。

 

テクニカル分析」、
ファンダメンタル分析
双方ともに
使いこなして、
お金だけでなく、たくさんの
将来の資産を高めていきましょう!!

 

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