投資の考え方
「ギャンの価値ある28のルールの」解説
ギャンの価値ある
28のルール
『ギャンの価値ある28のルール』とは、
W.D.ギャンという、
「1914年の第一次大戦を予言」
「1929年の世界大恐慌を予言」
「生涯8割の利益率」するなど、
相場数々のエピソードを残している、
1900年代を代表するトレーダーが提唱した、
投資をするうえでのルールです。
具体的なものというよりも、
投資をするうえでの心構え、
格言のようなものです。
投資に関する理論は数多くありますが、
ここでは、その中でも、
『ギャンの価値ある28のルール』を
見ていきましょう。
【ギャンの28のルール】
以下の28個が、
「ギャンの価値ある28のルール」になります。
※表現を少しわかりやすく変更しています。
- 1回の売買における、最大の損失は、総資産の10分の1以下にする
- 毎回ストップロス・ストップオーダーは、ポジションを持つと同時に行う
- 過剰にポジションをもつなど、売買を行わず、資産配分を守る
- トレーリングし、ストップロスを変更して利益を増やす
- トレンドに逆らわない
- 迷ったらトレードしない、手仕舞う。
- 活発に取引されており、値動きが大きい市場で売買を行う。もみ合い時に取引しない
- リスクを分散させ、資金の集中を避ける
- 指値注文を行わない。成行のみを行う
- 充分な理由がないのに手仕舞いをしない
- トレードで得た利益は、別に分けて管理・保有する
- スキャルピングを行わない
- ナンピンをしない
- 我慢できずに手仕舞いしたり、待ち切れずにポジションを持たない
- 小さな利益と大きな損失を避けよ。
- ストップロス注文は決してキャンセルしない。
- 頻繁に売買を行わない
- 買いだけでなく、売りも活用する
- 高すぎる・安すぎるなどの値頃感で取引しない
- ピラミッティングを有効に使う。
- トレンドが明確な場合のみピラミッティングを行う
- ヘッジの両建ては行わない
- 充分な理由が無ければ、ポジションを決済しない
- 利益を得た後は、取引量を減らす
- 相場の天井や底を推測しない
- 他人の意見には従う必要はない。自分で研究せよ。
- 損失が出た後は取引量を減らせ
- 間違ったポジションメイク、間違った決済をしない
【知識あってのルール】
また、ギャンは、
「大きな利益となる扉は、知識というカギでしか開かない」といっています。
楽して誰でも簡単に利益を上げることなどできないのです。
もちろん、紹介したルールの中には、
「それは違う」というものもあるとは思います。
そこに関しては、どちらがあっている、
間違っているというわけでは無いですが、
どちらが正しいというものでもありません。
ただ、どちらが絶対に正解というわけでもありません。
「しっかりとこの理論が言っているメリットも理解」したうえで、
日々の取引にいかしていただければ幸いです。