若いうちから資産形成を学ぶべき3つの理由《特集記事》
将来における投資の必要性
近年、日本において、CMなど、様々な場面で、
「投資』という言葉を目にする機会が多くなってきました。
『貯蓄から投資へ』
参照:金融庁HP
『資産運用を日本の国技に』
参照:ビジネスブレイクスルー大学 大前研一氏
2014年1月から「NISA(小額投資非課税制度)」、
2016年から、『ジュニアNISA」もスタートし、
「投資を始めやすい環境」が整備されており、
まさに『国を挙げて投資を積極的に行う動き』が出てきています。
さらに、「将来年金がもらえるかわからない」という不安から、
金融商品を自分で選んで、その運用成績次第で受け取れる金額が変わる
「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の加入者が増加するなど、
『自分自身で適切に資産を運用する』ことも、どんどん注目度が増してきています。
参照:日本経済新聞「『iDeCo』加入者、1月8%増 対象者拡大で」
しかし、現状の日本においては、
「投資=ギャンブル」というような、「投資が悪いイメージを持たれている」事も現状です。
他にも、もし興味があったとしても、
- 専門的な知識がわからない
- 結局一部の人以外、利益を出すことができない。
- 損失を出してしまうリスクが怖い。
- 投資はお金がある人がやるものだ。
など、具体的に何をしたらいいか分からないという悩みを抱える方も多いはずです。
しかし自分の将来に対して、
「若いうちから適切に資産を形成し、自分自身で人生を設計していくこと」が不可欠な能力となる時代となってきました。
また、資産形成を学ぶことは、「お金」という面だけでなく、
様々な面で多くのメリットがあり、自分自身を成長させてくれます。
ここでは、
「若いうちから、投資を学ぶ3つのメリット」を見ていきましょう。
人生設計において、資産形成は必要不可欠
「一軒家に住みたい」、「子供が2人欲しい」、
様々な『自分の将来のイメージ』があると思います。
「贅沢はしなくていいから、暖かい家庭が築きたい」など人もいるかと思いますが、
その普通の生活にも、非常に大きなお金がかかります。
マイホームを購入資金や、車に掛かる維持費、
子供の養育費など、
『人生を豊かにしてくれるもの』には、かならず『お金』が必要になります。
実際に、日本において、
「将来的に結婚をしたい」と考えている人口の数は、
長期的に、9割ほどで推移しており、大きな変化はありません。
しかし、実際に結婚する人の割合は減り続けるだけでなく、
結婚をする年齢も高くなっており。
結婚をしたくてもしない理由として、
「結婚資金が足りない」が多くの回答を占めています。
参照:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」
温かい家庭が築けて、
最低限の暮らしができれば良いという声はよく聞きますし、
それが素晴らしいことであると思います。
しかし、その『普通の生活』の裏側では、税金、医療費、介護費、教育費など、
年齢を重ねるとともに、
たくさんの考えていかなければならない「費用」が沢山あるのです。
今までは、「年功賃金」「終身雇用」という日本の雇用システムにより、
年齢とともに給料があがることで、支払うことができました。
しかし、この仕組みは、
「日本の経済成長、及び若年層の増加が前提に行なえていた」ため、
これからこういった年齢とともに増える出費を支払えるのは、
「一部のビジネスで勝ち上がった人間」に限られてしまいます。
企業でビジネスマンで働く以上、
自分一人で、自分の報酬を決めるのには限界があります。
自分の将来の「ライフプラン」を叶える為にも、
「普通の生活」をするためにも、
将来的に、どれくらいの資産が必要なのかを計算・把握し、
計画的に資産形成を行うことで、
先を見据えて行動できることは、今後高い確率で不可欠になってきます。
「投資家として」
自分の働く業界分析ができる
投資をしていても、していなくとも、
ビジネスマンとして、キャリアアップをするためには、
『自分の業界・業種のプロになる』ことが必要です。
例えば、自分の働いている業界が自動車業界だったとします。
キャリアアップしていく為には、
この自動車業界について詳しくなることはもちろん、
・「会社での営業の成績」
だけでなく、
・同業他社との競争
・同僚との出世争い
様々なファクター(要因)が影響してきますが、
『働く企業・業界が、今後どうなっていくのか』が非常に重要です。
例えば、「日本車」は世界的にも評価が高く、
たくさんの日本製の車を海外に対して輸出しています。
しかしこれは、「円高」に進むことは、
業界にとって不利に動くことになり、
自動車大手の「トヨタ」は、
1円円高に進むだけで、一説では300億の損失がでるとも言われています。
参照:「円高が日本企業に与える悪影響・マイナス点・損失額」
例えば、為替取引を行っていれば、
各通貨の状況や流れを把握し、
世界経済にアンテナを張った状態で、
『輸出業としての自動車業界』を広くみることができます。
他にも、自動車業界は、
「電気自動車」「ハイブリッドカー」「自動運転」など、
今までのガソリンカーだけではなく
『次世代カー』が注目され始め、
これからさらに発展が予想されています。
さらにこれは、
「新たな自動車企業が出てきて、
今までの大手がこれまでの立場でいられなくなる」可能性を秘めています。
そのため現状の株式市場では、
・「自動車業界は成長する可能性が高い」
・「これから大手の地位が陥落する可能性がある」
という2つの要因から、
「いずれにせよ、好影響を受ける自動車の部品メーカー」の株価が上昇しています。
すなわち、投資を行うことで、
自分が働いている業界・業種の最先端の情報を常に取り入れることができるのです。
他にも、株式投資を行ううえでは、
会社の成績を示す、「財務諸表」や、
配当・利益率などの分析を行うことになり、
企業の価値である株価を把握することに繋がります。
すなわち、『会社の数字に強くなる』ことができ、
例えば取引企業の、経営状況を読み解くこともできるようになります。
資産形成をすることにより、
ビジネスマンとしてだけでなく、
『投資家として』業界・企業を理解し、
キャリアアップに役立てることができるのです。
リスクを取ることに対して
冷静に判断できるようになる
投資においては、必ず『リスク』が存在します。
投資で利益(=リターン)を上げるためには、
必ず「損失する可能性」を考慮しなければなりません。
しかし、『リスクとリターン』の関係性は、常に相関関係にあり、
『ローリスク・ハイリターンの投資商品など、この世に存在しません。』
例えば、預金や貯金は、元本がほぼ保障されているように、
非常にローリスクであるかわりに、大きなリターンを得る可能性も皆無です。
通常の株式投資であれば、
株価の下落により、その分の損失が出る可能性がある代わりに、
たくさんの利益を得ることができる可能性があります。
先物取引やFX、信用取引などは、
莫大な利益を得ることができる可能性がある代わりに、
元本よりも大きな損失がでてしまう可能性もあります。
投資商品そのものの、リスクとリターンは変えられません。
一番大事なのは、この「リスク」を、自分自身で、適切に管理することです。
同様に、1度の取引で、100%利益を得る投資法もなど存在しません。
しかし、損失額を限定する方法は存在します。
さらに、「なにが現状リスクとなるのか」を把握しておくことで、
上記の「元本よりも大きな損失が出る」というのは、
適切なリスクコントロールをしていると、めったに起こることではありません、
「大きな損失を出してはいけない」という大前提を忘れて、
目の前の利益に目がくらみ、
適切なリスクコントロールができない人が大きな損失を出し、
「投資失敗すると借金を背負う」というイメージをつくりだしています。
しかしこれは、現状の日本の教育で教えてくれるわけではありません。
そしてこれは、ビジネスにおいても全く同じです。
営業成約率100%があり得ないように、
「こうすれば必ずこうなる」ということは、ビジネスにおいても存在しません。
新しい商品を出すには、
開発にかかる人件費や材料費などの多くのコストがかかります。
しかし、それをかけなければ、
その商品での利益をあげることはできない上に、
既に出している商品の売り上げが一気に減少してしまうような、
「何もしないリスク」を取り払うことはできません。
新しい商品を出したとしても、
・商品が全く売れないリスク
・消費者に認知されないリスク
・開発段階ではわからなかった欠陥
・同業他社にマネされるリスク
「正解がないこと」に対応していかなければなりません。
就職活動や、1人のビジネスマンにおいても、
・内定が取り消しや、リストラにあってしまった
・会社がM&Aされ、出世コースが途絶えてしまった
・入社時には都内勤務と聞いてたが、地方配属になってしまった
・入社後の社風が全く合わなかった
などの、「自分で1人では対応に限界があるリスク」も考えられます。
そのような世界の中で、
「どんなリスクがあるのかを考慮し、そのリスクに適切な手段で対応し、
少しでも成功に近づく」というプロセスが不可欠になってくるのです。
投資においても、
⑴置かれている現状を把握し、
⑵リスクやリターンを得るいくつかの仮説を立て、
⑶リスクを適切に対処しコントロールして、
⑷利益を得る
というステップを踏みます。
このように、資産形成を行うことで、
ビジネスシーンでも確実に生きて、
キャリアアップには欠かせない重要な要素になるのです。
「自分自身にとって」適切なことを見極めること
就職活動または転職活動でどの企業が優良企業か、それはあなた自身が判断することです。
誰かが優良企業といったところであなたにとって優良企業とは限りません。
同様に、資産形成においてっも、
「どのような投資商品を扱うべきなのか」
「どのような取引をするべきなのか」は、
人それぞれ、目的によって、異なります。
どこから始めていいのかわからないというのは、ある意味当たり前です。
本・インターネットと、投資や資産形成に関する情報はありふれています。
しかし、「自分にとって必要な知識・情報はなんなのか」を教えてくれる場所がないのです。
倍ブルでは
初めて投資を学ぶ人が、どのようなことがわかりにくいのか、
どうすればわかりやすいのかの肝を、常にアップデートしています。
あなたにあった、資産形成方法を見つけるきっかけになるでしょう。
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