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今週の相場のポイント!

おさえておくべき今週の相場のポイント!4月13日配信分!

米国市場

先週のNYダウは12%強高、2月高値から3月安値までの下げ幅の半値戻しの水準まで上昇してきています。
世界の新型肺炎の感染者数がピークを迎えたのではという説は期待先行とかもしれませんが、前向きな見方が出てきていることは確かといえるでしょう。
この新型肺炎流行に伴う景気悪化に対応するため、アメリカ政府、中央銀行は様々な景気刺激策を打ち出しています。
政府は高所得層を除き、大人1人あたり最大1200ドル(約13万円)、子供に500ドル(約5万4千円)の現金支給を含む2兆ドル(約220兆円)規模の大型経済対策をまとめました。
この費用は国債発行によって賄いますが、FRBはこの国債を無制限に購入することができるます。 現にFRBは3月だけでも8380億ドルの米国債を購入しているようです。
つまり、米政府の資金繰りをFRBが担い、間接的にFRBが米国民に現金を給付する構図となっています。
中央銀行が大量のマネーをヘリコプターからばらまくような、事実上の「ヘリコプターマネー」政策です。
 
さらに、9日にFRBが決定した、一般企業向けの資金供給と社債購入などを含む緊急資金供給策の規模は2兆3000億ドル(約250兆円)と、米国の国家予算の半分に匹敵します。
FRBのパウエル議長は「(破たんしそうな企業など)彼ら全員を支援するべきだ。彼らがこの状況を引き起こしたのではない」と述べ、「米国の強力な資金力はそのためのものだ。苦境に陥っている人々を守る」と強調したほか、
先月のFOMCでは「しばらくゼロ金利」を続けることがわかるなど、この景気悪化に立ち向かう姿勢を見せています。
なお、大統領選挙に関しサンダース氏が民主党候補者指名争いからの撤退を表明しました。
これにより11月の大統領選はトランプ氏VSバイデン氏の構図が固まってきています。
 
なお、NY市場で14日のJPモルガン・チェースやジョンソン&ジョンソン(J&J)を皮切りに主要企業の決算発表が本格化します。
米国重要経済指標
  • 15日 21:30 小売売上高・NY連銀製造業景気指数
  • 15日 22:15 鉱工業生産
  • 15日 23:00 NAHB住宅市場指数
  • 15日 27:00 ベージュブック
  • 16日 21:30 住宅着工件数・新規失業保険申請件数
  • 17日 23:00 景気先行指標創造指数

日本市場

日本で「緊急事態宣言が発動されたこと」が悪材料出尽くし感となったほか、
値がさ株ファーストリテイリングの急騰もあり、日経平均株価は25日線を4日連続で上回りました。
ただ、先週の株価指数オプション4月物において幻のSQとなっており、
SQ値19,577円は上値のメドとして意識される可能性があるほか、国内での企業活動の停滞長期化を懸念した売りが出ていることは間違いありません。
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