株価や相場が動く「本質的なたった1つの理由」をわかりやすく解説!
「株価はどうして動くのか」の本当の意味を理解していますか?
「○○によって株価が動いた」というような、様々なファンダメンタル分析を考えていかなければなりませんが、まずは、「株そのものの価格なぜ変動するのか」をしっかりと理解しておきましょう。
☝株価が上下に動く理由は「買い手と売り手のバランス」のみ
ニュースを見ると、「○○によって株価が下落した」というようなニュースを見ることが多いかと思いますし、実際に株価が動く直接的な理由は、「買い手と売り手のバランス」のみです。
売られている量よりも、買われている量のほうが多ければ、株価は上昇します。
買われている量よりも、売られている量のほうが多ければ、株価は下落します。
株価が変動する理由は、「買い手と売り手のどちらのほうが多いのか」というだけなのです。
需給バランスなどという言い方もします。
☝「買い目線の人数が多い⇒株価上昇」ではない
上記で、「株価の変動要因は、買い手と売り手のバランスのみ」と説明しましたが、それは、「上昇するのは、株価が上昇すると考えている人が多いというわけではない」です。
あくまで一説ですが、「個人投資家の9割が、相場を続けているなかで損失となっている」という話すらあります。
株式市場には、個人投資家だけでなく、自社で売買を行う証券会社、保険会社、ヘッジファンドなど、様々な売買を行う、「市場参加者」がいます。
彼らは、様々な人から資産を預かって資産運用を行っているため、一人の個人投資家よりもはるかに多い資産を運用しています。
さらに、同じ局面を見ても、
- 将来株価がさらに上昇する
- 将来株価は下落する
と考えている人がいます。
極論、市場参加者の全員がその銘柄を買いたいとなれば、売りたい人がいないため、株価は動くことはないのです。
☝株価を「買いたい」「売りたい」と考えさせることは無限大にある
ここでは、株価や相場の変動は、「需要と供給のバランス」と説明しましたが、その株価を買いたい、売りたいと思わせる内容には、本当に様々なものがあります。
- 中央銀行の金融政策
- 政治の影響
- 法律の変更
- 決算発表
- 経済指標
- 新商品の発表
- 天災
- テクニカルの状況
- 要人の発言
など、数えきれない上に、「こういう時は必ず上昇する・下落する」というものも、ある意味ありません。
しかしこれは、「投資とビジネスの共通点」であり、「どうすれば必ずどうなる」という絶対的なものがない中で、あらゆる知識・経験・データから、次の結果を推測していくことになります。