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スネークバイト効果とは【投資家が気を付けるべき心理学】

スネークバイト効果

 

「スネークバイト効果」とは、
「損失を出してしまった後に、
さらに損失が大きくなってしまうのではと感じ、
それ以降にリスクを取らなくなる」
という行動心理学です。

 

大暴落の後に、いきなり株価が回復せず、
長期的に軟調な状態が続くことが多いのは、
このスネークバイトに陥っている状態の
投資家が多いということも、

一つの要因になっています。

 

「ブレークイーブン効果」とは、
真逆の効果を示す心理学に
個人投資家が気を付けるべき
心理学の1つですので、
しっかりと押さえておきましょう。

 

 

 

【スネークバイト効果の具体例】

「スネークバイト(Snakebite)」を
そのまま訳すと、

「蛇にかまれた傷」という意味になります。

 

本来のスネークバイトとは、
1度ヘビに噛まれてしまうと、
その噛まれた苦い経験によって、
「また噛まれてしまうのではないか」と
不安になりやすくなってしまいます。

 

同様に、投資において
大きな損失を出してしまった後などに、
「また大きな損失を出してしまうのではないか」と、
リスクを取ることを恐れ、
投資を行わなくなることを言います。

 

 

 

【スネークバイト効果への対策】

スネークバイト効果は、
特に初めて運用を行う人が、
先物取引やFXなどの高いレバレッジをかけることができる金融商品で取引を行い、
連続的に損失を出してしまったり、
損切りを守れなかったり、
ストップロスを置かないなどで、
大きな額の損失を出してしまったあとに、
「このような損失を出すのであれば、
資産形成はしないほうがいい」と、
陥りやすいです。

 

最も避けなければならないことは、
「投資の世界から抜けること」
「投資をしたくてもできない状態に陥ること」です。

 

「相場の状態を分析して、リスクを取らない」
のであればいいのですが、
大きな損失を出したりしてしまっては仕方がありません。

 

本来、投資で100%利益を上げ続けることなど不可能であり、
利益と損失という取引を繰り返すなかで、
「長期的に資産を増やしていく」必要があります。

 

このことをしっかりと把握・理解できていない人や、
運用経験が少ない投資家が陥りやすいものでもあります。


「絶対に大きな損失を出さない」ように、

リスクを常にコントロールしたうえで、
一回の売買で一喜一憂せずに、
「長い目線で資産を増やしていく」
という心持ちが必要となります。

 

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