投資用語解説
掉尾の一振とは?わかりやすく解説!
掉尾の一振とは?
読み方
:ちょうびのいっしん
とうびのいっしん
掉尾の一振とは、年末に大納会に向けて、株価が上昇していく、日本特有のアノマリーのことです。
一般的には、12月下旬からの株高のことを意味しますが、特に最終週のことを指している場合が多いです。
なお、2000年から2016年までの、年末5営業日の日経平均株価の上昇率は、約81%(13勝3敗)です。
同じ年末年始のアノマリーとして、「餅つき相場」や「ご祝儀相場」、「1月効果」なども抑えておきましょう。
また、掉尾の一振は、日本特有のアノマリーですが、似たものとして海外では、「サンタクロースラリー」が知られています。
【掉尾の一振となる原因】
掉尾の一振が起こる原因として、
・次の年に対する、株価が上昇するという期待感
・節税を目的とした、株式を売る流れが終了する
・年末を意識したドレッシング買い
などの原因が推測されています。
【掉尾の一振の語源・由来】
「掉尾の一振」という由来として、
「掉尾」とは、「物事や文章が、最後に終わりに勢いをふるうこと」
と意味し、
「一振」とは、「きっぱりと取り払うこと」という意味です。
年の最後に上昇することから、このように言われ始めたと言われています。