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今週の相場のポイント!

おさえておくべき今週の相場のポイント!6月15日配信分

米国市場

アリゾナ州などの複数の州で新型肺炎の感染者数が上昇傾向にあることから、
感染拡大の「第2波」によって、景気回復がさらに遅れるという懸念が強まっています。
ただし、ムニューシン財務長官や、NEC(米国家経済会議)のクドロー委員長から、
「経済活動の再停止には否定的」な発言が出たことで、投資家心理が改善しました。
しかし、
・オレゴン州知事がでは経済活動の再開を1週間停止することを表明
・米国疫病対策センターが、感染者が急激に増加した場合、外出制限を導入する必要があると警告
するなど、安心できる状態ではないことはおさえておきましょう。

先週開催されたFOMCでは、政策金利の据え置きや資産買入れのペースを維持することを決定したほか、 金利見通しで「2022年末まで政策金利を据え置く計画であること」が提示されました。
なお、FOMC後の記者会見でパウエルFRB儀表は、
国債利回りに上限を設ける「イールドカーブコントロール(以下YCC)の 導入の是非についてはまだ結論がでておらず今後のFOMCで議論を継続する」 と、将来のYCC導入をにじませることとなりました。

また、先週末にFRBが半年に1度議会に提出する 「ハンフリー・ホーキンス報告書(金融政策報告書)」が提出され、「米国経済を支えるためにあらゆる手段で対抗する」と明記されました。この報告書を基に、パウエル議長は16日、17日に議会証言を行います。

拡大するデモにおいて、米国アトランタで、警官が摘発しようとした黒人男性を射殺したと報道されています。
これにより、暴動が拡大する可能性があることはおさえておきましょう。

経済指標など

15日 21:30 NY連銀製造業景気指数
15日 29:00 対米証券投資
16日 21:30 小売売上高
16日 22:15 鉱工業生産
16日 23:00 FRBパウエル議長発言
17日 21:30 住宅着工件数・建設許可件数
17日 25:00 パウエル議長発言
18日 21:30 新規失業保険申請件数・失業保険受給者数・フィラデルフィア連銀景気指数
19日 21:30 四半期経常収支
19日 26:00 パウエルFRB議長発言

 

日本市場

日経平均株価は先週、アメリカ市場の株安を受けて急落したものの、200日移動平均線が下支えとなりました。 また、今後25日線が200日線を上抜く可能性もあり、25日線が下値支持として機能する展開もあります。なお、TOPIXはすでに200日線を下回っており、25日線が下値を支える形状となっておいるなど、 指数と移動平均の関係には注目しましょう。
一先ずメジャーSQを通過しましたが、方向性が示されたとは言い難い状態です。

日本銀行は、本日から明日にかけて金融政策決定会合が開催されます。

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