投資用語解説
均衡表の「好転」解説【一目均衡表】
均衡表の好転
読み方:きんこうひょうのこうてん

均衡表の好転の図解
均衡表の好転とは、
転換線が、基準線を下から上に突き抜けることを
いい、一目均衡表の中でも、中心となる分析法の一つです。
逆に、転換線が基準線を上から下に突き抜けることを、
均衡表の逆転と言います。
一目均衡表において、
上昇トレンドの時には、
転換線が基準線の上にあり、
下落トレンドの時には、
転換線が基準線の下にあることになります。

好転の原理
転換線や基準線が上昇する(右上の方向を向く)ことは、
高値か安値が切りあがるしかないため、
このような分析方法が可能です。
なお、一目均衡表の作成者は、
「基準線と転換線が同値の場合でも、
これも多くの場合転換と考えられる」
という旨の内容を記載しています。
均衡表の好転後の分析法
成功となる好転
均衡表の好転後に上昇を続ける場合、
以下のような条件が考えられます。
- 価格や転換線が、基準線を下回らずに、
好転の状態を継続する - 転換線、基準線がともに右肩上がりで上昇する
- 一目均衡表を構成する各線が上昇する
「ダマシ」となる好転
基準線が横ばいになるような、
「もみ合い相場」となれば、
好転と逆転が繰り替えやすいです。
言い返れば、
「もみ合い相場となるとき、
好転・逆転は非常に高い確率でダマシとなる」
ことは抑えておきましょう。
また、もみ合いから放れるときに、
転換線が基準線に上から下に近づき、
そこから再度上昇してレンジをブレイクする場面が存在します。