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今週の相場のポイント!

【運用初心者向け】押さえておくべき今週の相場のポイント《4月23日~4月30日》

4月24日配信分


 

 

▼アメリカ市場

 
「トランプ大統領の驚くべき税制改革がまもなく発表される(26日説濃厚)」との情報が回っています。
しかし、おさえておくべきは、「以前トランプ大統領のメインの改革であった、オバマケアの代替法案が通らなかった」ことです。
これにより、「市場にとって素晴らしいものであったとしても、法案が可決されるのか」が懸念されます。
 
また、28日は、アメリカ政府の暫定予算期限が控えており、現時点ではそこまでリスク要因とはされていませんが、念のため把握しておきましょう。
 
経済指標では、新築住宅販売件数、GDP速報値などに注目です。
 
 
 
 
 
 
 

▼日本市場

26、27日に日銀金融政策決定会合が控えています。
現時点では金融政策の「現状維持」が多く予想されています。
また、「金融緩和姿勢を維持する」という表明をされることが、
20日の日銀黒田総裁による、「2%の物価目標達成はかなり先の話で、出口戦略を協議するのは時期尚早」という発言からも想定されます。
しかし、「ここ最近、日銀の物価安定目標が黒田総裁の任期中に達成が厳しい」と考えられていることもあり、サプライズの可能性も否定できません。
 
さらに、日銀のETF買いが、3月は5068億円、4月20日時点で5075億円と、
「年間6兆円の買い入れ枠ギリギリまで買い込んでいる」ことは押さえておきましょう。
 
さらに、投資部門別売買動向にて、「3月いっぱい売り越してきた海外投資家が、4月から買い越している」ことは、資産の流れの変化を意味しています。
ポイントは、「この流れが続くかどうか」です。
 
 
 
 

▼欧州市場

注目されていたフランス大統領選では、「マクロン氏」と「ルペン氏」が5月7日の決戦投票に進むことが決定的になりました。
セオリーでは、ルペン氏が決戦投票において勝利する確率は低いと考えられており、「フレグジッドの可能性は減少した」と考えられます。
もちろん、安心するには早く、マクロン氏は、公務員削減など歳出削減を進めるとしており、今後も世論調査などに注目する必要があります。
 
イギリスでは先週、メイ首相が、「6月8日に解散総選挙を実施する意向」を表明しました。
保守党、労働党もこの表明を支持していることから、高い確率で実施されると考えられます。
なぜこの時期なのか、メイ首相がなぜこのような行動にでたのか、下記サイトにて押さえておきましょう。
 
27日にECB理事会が予定されており、しっかりとアンテナを張る必要があります。
 
 
 
 
 
 
 

▼北朝鮮

注目されていた、15日の金日成生誕105周年は突破したものの、翌日の16日に、ミサイル発射を行いました。
25日には、「北朝鮮人民創軍85周年」も控えており、再度北朝鮮の行動が注目されます。
この問題のポイントは、『何かの要因によって、すぐに解決するとは考えにくい』ことで、
地政学リスクとして、市場に意識されることになります。
 
 
 

▼原油相場

OPEC加盟国と非加盟国による協調減産が、5月下旬の総会において、6か月延長する方針を固めたという情報が回っています。
しかし、その期間などにおいて意見に食い違いが出ているようです。
さらに、シェールガスは増産が継続しており、「もし原油を協調減産しても、原油価格は改善しない」という説も回っています。
 
 
 
 

▼その他

・エジプトで急激にインフレが進行しています
シリア問題には注意しましょう

 
 
 
 
 
フランスは、議員内閣制をとりつつ、さらに権力が高い大統領も存在する、
「半大統領制」をとっています。
そして、大統領選で決戦投票に進んだ、
マクロン氏、ルペン氏ともに、「現議会で議席をほとんど持っていない政党の候補者」です。
すなわち、「大統領が所属する政党と、今の議会で多数を持つ政党が違う」という、
フランス国民は、「新しい流れを期待した」ことになります。
6月11日、18日に予定されている、「フランス国民議会選挙」にも注目です。
そこで大統領が所属する政党と違う政党が圧倒的勝利を収めれば、
「フランスが何も決められない国」になりかねないのです。
 
 

 

 

 
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