ローソク足の組み合わせ
最後の抱き陽線とは?【図解・分析・見方】
最後の抱き陽線

最後の抱き陽線の図解
「最後の抱き陽線」とは、上昇トレンドにある途中や高値圏で、「小陰線」が出現し、「それをつつみこむ大陽線」が出現することをいいます。(⇔最後の抱き陰線)
上昇トレンド中や高値圏での、「陽のつつみ線」の出現とも言い返ることができます。
最後の抱き陽線の分析
「大陽線」、「陽のつつみ線」ともに、買いサインと言われるものですが、「最後の抱き陽線」の場合は、下落転換へのサインと言われています。
最後の抱き陽線が売りサインとされる要因
高値圏での小陰線
この理由として、高値圏において、小陰線が出現したということは、
一部投資家が利食い売りを始めていること示唆しています。
高値圏での小陰線に続く大陽線
最後の抱き陽線の、大陽線の出現には、以下のような原因が考えられます。
- 売りポジションを持っていた投資家の買戻し
- 大口資金が、株価の押し上げに動いた
- サプライズの買い要因の発生
これらは、いずれも、その後も継続的に買い注文が発生しない限り、一時的な急上昇で終わってしまいます。
もちろんこの後も、特に新しい買い材料が出た場合では、上昇を続けることもありますが、その次のローソク足以降も上昇を続けない限り、次第に価格は下落に転換していく可能性があり、天井を示唆する形と言われています。