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アノマリー

感謝祭(サンクスギビングディ)とは?相場の影響まで解説

 

感謝祭(サンクスギビングデー)とは?

感謝祭(サンクスギビングデー)とはアメリカで11月第4木曜日に定められている祝日です。アメリカ人にとって非常に重要な祝日であり、感謝祭当日はNY市場は休場となり、翌日も短縮取引となります。元々は収穫を祝う意味合いでしたが、現在は親戚や友人と食事をする形に変化しており、日本でいうゴールデンウィークのような交通渋滞も発生することもあります。

感謝祭当日は休場・感謝祭翌日は閑散相場となりやすい

前述のように感謝祭はNY市場は休場となるほか、翌日も短縮取引となります。参加者も少なくなりやすく、為替市場など金融市場の流動性も低下し、スプレッドも広がりやすいほか、値が飛びやすくもなる傾向があります。

感謝祭前にポジションの巻き戻しが発生する可能性あり

感謝祭は11月末ということもありファンドの決算期も近く、感謝祭前にポジションを閉じる機関投資家も多く存在します。また、感謝祭を契機に本年度の取引を手仕舞いする投資家層もおり、1つの区切りと認識されています。

感謝祭前後は株価が高くなりやすい

経験則的に、感謝祭前後は株価は高くなりやすいと言われています。また、この後にクリスマスラリーなど比較的相場が強いアノマリーが続きます。

クリスマスセールの開始に

感謝祭が通過するとクリスマスまで「1ヶ月前」となり、翌日の金曜日から多くの小売店がクリスマスセールを開始します(このセールで収支が黒字になることから、感謝祭の翌日ブラックフライデーと呼ばれます)。クリスマスプレゼントの購入に向けての消費活動が活発になり、消費は小売店の売上の半分がこの1ヶ月に集中するとも言われています。

 

 

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