投資用語解説
「薄商い(うすあきない)」とは?【投資用語解説】
「薄商い(うすあきない)」とは?
薄商い(うすあきない)とは、出来高(取引量)が少なく、株価もあまり変動がない閑散している相場の状態のことです。様子見相場、模様眺め、閑散商いなどともいわれます。薄商いは、多くの市場参加者が相場の方向感がつかめずに、売買をしあぐねて様子見をしていることを意味します。そのため薄商いは、市場から大きな注目を集めている経済指標や金融政策決定会合などの重要イベントの結果待ちや、材料不足の時に発生しやすいです。
なお、薄商いの際には、通常よりも少ない売買で相場が大きく一方方向に動くことがあります。そのため、薄商いのときに何かしらの材料が発表されて相場が多くおごくことになる、注意が必要です。
☝薄商いとなりやすいとき
一般に、以下のような際に薄商いとなりやすいです。
- 大きな注目を集めている経済指標や重要イベントの発表前
- 売買材料がないとき
- 市場参加者が減るとき(休暇など。日本ではお盆休み、海外では夏休みやクリスマス休暇など)