【証拠金を半分に】先物取引をよりアクティブに運用する方法!
先物取引において、
- 証拠金が高くて運用することができない
- もっとレバレッジをかけて積極的に運用したい
と考えたことはないでしょうか。
今回は、「50%の証拠金」で先物取引を取引する方法を紹介します。
目次
「必要証拠金が半分」で取引可能な証券会社がある
日経225先物取引などでは、証券会社によって「一定の条件下で通常の半分~の証拠金」で取引するできるコースが用意されています。
例えば、証拠金が10万円の場合、5万円の証拠金を納めることで取引することが可能です。
もちろん、レバレッジの倍率は通常と変わりません。(例:日経225ミニの場合100倍)
詳しい条件などは、下記にて説明いたします。
通常の50%の必要証拠金で各種先物取引が可能

証拠金の説明の図解
このコースが容易されている証券会社では、「一定の条件下の下で」先物取引をする場合、必要証拠金を半分にして取引をすることが可能です。証拠金が上昇してしまった場合でも必要証拠金を減らすことができるほか、よりレバレッジを効かせたアクティブなトレードをすることができます。
※市場状況によっては、50%とならない場合もあります。
セッショントレードに非常に有効

日経225先物の取引時間
この証拠金を半分にするために、各証券会社は、「ポジションを保有できる時間を、新規注文を入れたセッション」に限定されている場合がほとんどです。セッションをまたいでポジションを持ち越すことができません。そのセッション内に決済注文を行わなくても、そのセッションの引けに反対決済が行われます。
つまり「常に引成注文を入れている状態」と考えることができ、セッショントレードには非常に有効になります
「保有しているポジションにOCO取引で決済を入れる」ことも可能なため、通常の先物取引では難しい、「OCO注文で利確と損切りを入れたうえで、どちらにも入らなければ引成決済」という注文を出すことも可能です。
ロスカットルール
また、各証券会社が条件として、「ロスカットルール」を採用されています。証拠金余力が、事前に設定した一定の損失を上回ったとき、強制的にすべての建玉の反対決済が行われます。
※ロスカットルールを導入していても、相場が急激に変動した場合や流動性が低い場合などに、証拠金額を上回る損失を上回る可能性はあります。
「必要証拠金が半分」で取引可能な証券会社について
証拠金が50%で先物取引が運用できる証券会社について紹介していきます。
岡三証券 アクティブ先物取引
岡三証券のアクティブ先物取引では、証拠金を半分で先物取引をすることができます。
なお、有効比率(有効証拠金÷必要証拠金×100)が70%を上回ったとき、強制的にすべての建玉の反対決済が行われます。
さらに、オートネッティング注文(注文に新規・決済の区別がなく、反対ポジションを保有している場合は約定日時が古いポジションから順次自動的に決済される注文方法)も導入されており、デイトレードをされる方には非常におすすめの証券会社です。
手数料
- 日経225先物 250円+税
- 日経225先物ミニ 25円+税
SBI証券 HYPER先物コース
SBI証券のHYPER先物コースでは、手数料はそのままに、証拠金を半分で取引することができます。
証拠金余力が、事前に設定した一定の損失(SBIの場合50~90%)を上回ったとき、強制的にすべての建玉の反対決済が行われます。また、建玉上限も通常の先物取引に比べて拡大しています。
手数料
日経225先物 250円+税
日経225先物ミニ 35円+税
松井証券 一日先物取引
なお、松井証券の一日先物取引では、通常の先物に比べて建玉の上限も増加しているほか、手数料も通常よりも安くなっています。また、建玉上限も通常の取引よりも上昇しています。
手数料
日経225先物 150円+税
日経225先物ミニ 25円+税
適切なリスクコントロールを
証拠金を半分で先物取引を行うことは可能であり、大きな利益を得ることができる可能性がある分、大きな損失を被る可能性もあります。
運用資金に合わせ、適切なリスクコントロールを行うようにしましょう。